Swift For TensorFlowのオープンソース化など、GW前後の機械学習関連ニュースまとめ気になるニュース&ネット記事

GWを挟んでここ2週間ほどの、ちょっと気になるお薦めのニュースや記事を集めてみた。

» 2018年05月07日 05時00分 公開
[一色政彦デジタルアドバンテージ]

この記事は会員限定です。会員登録(無料)すると全てご覧いただけます。

「気になるニュース&ネット記事」のインデックス

連載目次

ご注意:本記事は、@IT/Deep Insider編集部(デジタルアドバンテージ社)が「deepinsider.jp」というサイトから、内容を改変することなく、そのまま「@IT」へと転載したものです。このため用字用語の統一ルールなどは@ITのそれとは一致しません。あらかじめご了承ください。

 本連載は、(せっかく情報収集しているのだから)ある程度キュレーションして、最新のお薦めニュース記事を紹介していく場所として設計している。

 今後、どういう形で情報発信していくかの形はまだできていないのだが、今回は筆者が、GWを挟んでここ2週間ほどの間にブックマークしてきた記事の中で、ちょっと気になって共有したくなったニュースや記事を集めてみた。

製品リリース関連

 まずはリリース関連を紹介する。

Swift For TensorFlowのオープンソース化

 2018年3月のTensorFlow Developer Summitで発表されていた「TensorFlowにおけるSwift言語対応のオープンソース化」が4月27日に行われた。この対応の主目的は、モバイル端末(iOS)上でのTensorFlow機械学習モデルの実行をより強力に推進するためだと思われる。

 TensorFlowは、

  • Python
  • C++
  • Java
  • Go
  • Swift (初期リリース)

といった言語向けのAPIを提供している。ちなみに、他の言語からのバインディング機能もあり、具体的には以下のような成果がすでにある。

  • C#
  • Haskell
  • Julia
  • Ruby
  • Rust
  • Scala

 詳しくは「API Documentation  |  TensorFlow」を参照されたい。

Keras 2.1.6 リリース

 内容は、バグ修正、ドキュメント改善、マイナーなユーザビリティ改善などである。

Ubuntu 18.04 LTS “Bionic Beaver”

 すでにご存じだと思うが、ついにUbuntu 18.04 LTS(コード名:“Bionic Beaver”)がリリースされている。

 なお、16.04 LTSからのアップグレードは執筆時点では無効で、2018年7月下旬ごろのバージョン18.04.1がリリースされて数日後から可能になる予定である。

 18.04 LTSの変更点については、以下の記事が日本語でコンパクトにまとまっているのでお勧めだ。

 ただし、「ヤバイ不具合」もあるらしく、そもそも各機械学習フレームワークが正式に対応しない限り、今、Ubuntu 18.04 LTSを利用し始める理由は(機械学習エンジニアには)ないだろう。1年後ぐらいを目安に情報を追いかけておけばよいのかなと考えている。

Windows 10 April 2018 Update

 2018年4月27日に下記リンク先の記事が公開されている。

 このWindowsアップデートと関連するか分からないが、2018年5月7日(本稿公開後まもなく)、大型のデベロッパーカンファレンス「Microsoft Build 2018」が開かれる予定だ。AI関連の新機能などが発表された場合は、また別の記事で紹介したい。

Python 2.7.15/3.7.0b4 リリース

 最近、以下の2つがリリースされている。

  • 2018年5月1日、バグ修正をリリース: Python 2.7.15
  • 2018年5月2日、Python 3.7のプレビューベータをリリース: Python 3.7.0b4

 ちなみに、Python 3.7では以下の新機能が搭載される。詳しくは上記のリンク先を参照されたい。

  • PEP 538, Coercing the legacy C locale to a UTF-8 based locale
  • PEP 539, A New C-API for Thread-Local Storage in CPython
  • PEP 540, UTF-8 mode
  • PEP 552, Deterministic pyc
  • PEP 553, Built-in breakpoint()
  • PEP 557, Data Classes
  • PEP 560, Core support for typing module and generic types
  • PEP 562, Module __getattr__ and __dir__
  • PEP 563, Postponed Evaluation of Annotations
  • PEP 564, Time functions with nanosecond resolution
  • PEP 565, Show DeprecationWarning in __main__
  • PEP 567, Context Variables

Kubeflow 0.1 リリース

 グーグルは、Kubernetes上に機械学習環境を簡単に構築できるKubeflowのバージョン0.1を2018年5月4日にリリースした。

試験やコンテスト

Copyright© Digital Advantage Corp. All Rights Reserved.

スポンサーからのお知らせPR

注目のテーマ

AI for エンジニアリング
「サプライチェーン攻撃」対策
1P情シスのための脆弱性管理/対策の現実解
OSSのサプライチェーン管理、取るべきアクションとは
Microsoft & Windows最前線2024
システム開発ノウハウ 【発注ナビ】PR
あなたにおすすめの記事PR

RSSについて

アイティメディアIDについて

メールマガジン登録

@ITのメールマガジンは、 もちろん、すべて無料です。ぜひメールマガジンをご購読ください。