その時々に応じた技術と経験を持ち、それを適切な価格で供給すること。それは、あなたの給与を上げるだけではなく、周りのエンジニアみんなの給与を上げることにつながるのだ。
エンジニアが納得のいくキャリアを自律的にドライブするには、どのように考え、どのように行動すればよいのか。元プログラマー、現Web系企業人事担当者の「きのこる先生」が「かろやかに」に指南する本連載。
前回はシリコンバレーのエンジニア採用風景を説明しました。今回は「エンジニアの転職と年収」について軽やかに説明します。
こんにちは! 実りの秋を向かえ、体重増加待ったなしの、プログラマーにして採用担当菌類こと「きのこる先生」です。
菌類の本業であるエンジニア採用も実りの秋らしく大豊作! を期待したいところなのですが、エンジニア不足はますます深刻で、頭をかかえる日々が続いています。
そんなある日、ふとしたきっかけでSIer勤務のエンジニアと話す機会がありました。普段接しているのとは違うタイプのエンジニアなので興味深く話していたのですが、彼の方にも思うところがあったようで、いつの間にか菌類によるお悩み相談室になっていました。
彼の現状と悩みをざっくり要約すると……。
SIerのエンジニア たまにプライム、だいたい二次 若手からそろそろ中堅(アラサー) 新婚 転職の意思は特にない 年収450万 現状にはだいたい満足している でもちょっと不安もある リーダーより上が見えない これ以上給料が上がる気もしない
SIer勤務エンジニアの典型的な閉塞感にハマっているようですね。
「給料が上がる気がしない」で思い出したのが、先日「エンジニアライフ」に投稿されたコラムです。
お悩み相談された彼の腕前までは分かりませんが、「上がる気がしない」空気を打破するにはどうしたらいいのか。そのために、今回は「エンジニアの転職と年収」について考えていきましょう。
手塚さんコラムの一番のポイントは「自分の市場価値を知ることは大事」ですね。フリーランスという働き方のエンジニアにとっては死活問題なので当然なのですが、会社員エンジニアにとってもめっちゃ重要なポイントです。
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