【Windows 10トラブル対策】スクリーンショットができないTech TIPS

Windows 10では、キーボードの[PrintScreen]キーを押すことで、デスクトップ全体の画面を画像データとして保存できる。しかし[PrintScreen]キーが見つからなかったり、[PrintScreen]キーを押してもスクリーンキャプチャーができなかったりすることもある。その原因と対策をまとめた。

» 2019年06月07日 05時00分 公開
[小林章彦デジタルアドバンテージ]

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対象:Windows 10


 アプリケーションのマニュアルや作業の操作手順を作成するために、デスクトップ全体やアプリケーション画面を画像として保存したいということも多いのではないだろうか? こうした画面の保存のことを、「プリントスクリーン」や「スクリーンショット」「スクリーンキャプチャー」「スクリーンコピー」「画面キャプチャー」、単に「キャプチャー」など、さまざまな呼び方をする。

 Windows OSでは、[PrintScreen]キーを押すことで、デスクトップ全体のスクリーンキャプチャーを撮ることができる。[Alt]+[PrintScreen]キーでアクティブなウィンドウだけをキャプチャーしたり、[Windows]+[Shift]+[S]キーを押して画面の範囲を指定してキャプチャーしたりすることもできる(これらの詳細は、Tech TIPS「Windows 10で画面の範囲を指定してキャプチャーする」、Tech TIPS「【Windows 10対応】Windowsでアクティブウィンドウだけをキャプチャーする方法」参照のこと)。

 ただ、さまざまな理由でスクリーンキャプチャーが撮れないことがある。その理由と対策を紹介する。

[PrintScreen]キーが見つからない

 前述の通り、Windows OSでは、[PrintScreen]キーを使ってスクリーンキャプチャーを撮る。しかしノートPCなどでは、[PrintScreen]と刻印されたキーが見つからないことがある。

 このような場合、まず[PrtSc]と刻印されたキーを探してみよう。[PrtSc]キーは、キートップが小さいノートPCなどで、「PrintScreen」と刻印できないために文字が省略されたものだ。場合によっては、画面のアイコンで示されていることもあるので、マニュアルなどで確認してみよう。

Let's note RZ4のキーボード Let's note RZ4のキーボード
ノートPCのキーボードでは、キートップが小さいため、このように[PrtSc]と省略されて刻印されていることがある。さらに別のキートップと共用になっており、[PrintScreen]キーとして使うには[Fn]キーと同時に押す必要がある(デフォルトの場合。設定によって四角で囲まれた機能をデフォルトにすることもできる)。

 また、キーボードによっては、[Fn]キーを押しながら[PrtSc]キーを押す必要があるものもある。[PrtSc]キーを押しても、スクリーンキャプチャーが撮れないような場合は、[Fn]キーを押しながら、[PrtSc]キーを押してみるとよい。

 このように[PrtSc]キーなど[PrintScreen]キーに相当するキーがある場合はよいが、本当に[PrintScreen]キー自体がキーボードにない機種もある。例えば、Surface Pro 3のタイプカバーキーボードには、[PrintScreen]キー(とそれに代わるキー)がない。

 Surface Pro 3のタイプカバーの場合、[Windows]+[Fn]+[Space]キーが、[PrintScreen]キーの代わりになっている。このように複数のキーの組み合わせによって、[PrintScreen]キーの代用とする機種もあるので、[PrintScreen]キーが見つからない場合もマニュアルなどで確認しよう。

Surface Pro 3のタイプカバーキーボード Surface Pro 3のタイプカバーキーボード
このキーボードには、[PrintScreen]キーがない。スクリーンキャプチャーを行う場合は、[Windows]+[Fn]+[Space]キーの3つのキーを押す必要がある。

[PrintScreen]キーを押してもキャプチャーできない

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