本連載は、Linuxのコマンドについて、基本書式からオプション、具体的な実行例までを紹介していきます。今回は、SSHの公開鍵を登録する「ssh-copy-id」コマンドです。
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本連載は、Linuxのコマンドについて、基本書式からオプション、具体的な実行例までを紹介していきます。今回は、SSHの公開鍵を登録する「ssh-copy-id」コマンドです。
「ssh-copy-id」は暗号や認証を使って通信を行うためのプロトコル「SSH」(Secure SHell)の公開鍵を接続先に登録するコマンドです。
公開鍵を登録するには、公開鍵のファイルをコピーし、接続先のauthorized_keysファイル(~/.ssh/authorized_keys)に追加したり、authorized_keysファイルがない場合は作成後に適切なパーミッションを設定したりする処理が必要です。ssh-copy-idコマンドではこれらの処理を全て自動実行できます。
ssh-copy-id [オプション] ユーザー名@接続先
※[ ]は省略可能な引数を示しています。
短いオプション | 意味 |
---|---|
-n | 処理をテストする(公開鍵を登録しない) |
-i 鍵ファイル | コピーする鍵ファイルを指定する |
-p ポート | 接続に使用するポート番号を指定する |
-o ssh_option | SSH接続時のオプションを指定する |
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