AWS活用における便利な小技を簡潔に紹介する連載「AWSチートシート」。今回は、「AWS Systems Manager」の「Run Command」を利用して、「Amazon EC2」インスタンス上のパッケージをアップデートするコマンドをリモートで実行する方法を紹介する。
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「Amazon Web Services」(AWS)活用における便利な小技を簡潔に紹介する連載「AWSチートシート」。今回は、「AWS Systems Manager」の「Run Command」を利用して、「Amazon EC2」インスタンス上のパッケージをアップデートするコマンドをリモートで実行する方法を紹介します(図1)。
Run Commandを利用するとEC2インスタンスに接続する必要がなくなるので、OSのパスワードが不要になったり、RDP(Remote Desktop Protocol)やSSH(Secure Shell)のインバウンドポートを開放しなくてもよくなったりするなどのメリットがあります。さらに、複数あるEC2インスタンスに1台ずつ接続しなくても一括でコマンドを実行することができ、「Windows Server」の管理者パスワードを紛失してしまった場合などにも活用できるので、ぜひこの方法を覚えておきましょう。
AWS Systems Managerは、AWSで利用しているサーバの運用状況を把握して、リソース全体の管理や運用タスクを安全かつ大規模に実行できるサービスです。
Systems Managerには、今回紹介するRun Commandの他にも、サービス停止時間の定義や運用タスクの自動化、設定値やパスワードの集中管理などさまざまな機能があります。
今回の手順は以下の通りです。
※今回はパブリックサブネットのEC2へアクセスするので不要ですが、プライベートサブネットのEC2へコマンドを実行するには別途「Amazon VPC」(Virtual Private Cloud)エンドポイントの設定が必要になります。
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