「何かが足りない」のは「価値観の揺らぎ」が足りないから仕事が「つまんない」ままでいいの?(88)(2/3 ページ)

» 2022年04月13日 05時00分 公開

越境学習とは「非日常に身を置く」こと

 越境学習について、もう少し詳しく説明します。

 私たちは普段、それを意識しているかいないかにかかわらず、「きっと、こうなるだろうな」という「想像できる世界」の中で生活しています。

 「想像できる世界」の一例が「会社」です。会社にはいつも会う人がいて、同じような会話を重ねています。「想像できる世界」にいると、大きな変化がない分「安全」ではあります。居心地の良さもあるでしょう。でも「価値観が揺らぐ」ような出来事はあまり起こりません。

 価値観の揺らぎが起こらない以上、気付きや発見はありません。それが「何かが足りない」と感じる理由です。

 「何かが足りない」を満たすためには、気付きや発見を起こすこと。そのためには、日常の「想像できる世界」から少し離れて、「非日常」の中に身を置く必要があります。非日常とは、普段とは異なる場、異なる人たちとの交流です。

 では、越境学習をすると、どんなことが起きるのでしょうか。

越境学習で起きること

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