【保存版】Windowsキー ショートカット完全リスト:画面キャプチャーから絵文字パネル表示までTech TIPS

Windows OSには、キーの組み合わせで機能を呼び出せるショートカットキーが幾つもある。ショートカットキーを使うと、キーボードだけで操作が行え、作業が素早く実行できる。ここでは、ショートカットキーのうち、[Windows]キーと組み合わせて利用されるものを紹介する。

» 2022年07月11日 05時00分 公開
[小林章彦デジタルアドバンテージ]

この記事は会員限定です。会員登録(無料)すると全てご覧いただけます。

「Tech TIPS」のインデックス

連載目次

対象:Windows 10/11


[Windows]キーのショートカットは覚えておくと作業の時短に [Windows]キーのショートカットは覚えておくと作業の時短に
[Windows]+[.(ピリオド)]で絵文字パネルの表示、[Windows]+[E]キーでエクスプローラーを起動、といった具合に[Windows]キーを使ったショートカットキーは、結構時短につながるものが割り当てられている。便利なショートカットキーを使いこなそう。

 Windows OSには、キーの組み合わせで機能を呼び出せるショートカットキー(キーボードショートカット)が設定されている。「[Ctrl]+[C]キーでコピー」という操作は、多くの人が無意識に利用しているのではないだろうか。

 ショートカットキーを覚えると、キーボードからマウスやタッチパッドに手を伸ばさずに済むため、作業が素早く実行できる。ショートカットキーは、[Ctrl]や[Alt]、[Windows]([Windowsロゴ])キーとアルファベットや数字、矢印キーなどとの組み合わせに割り当てられている。

 本Tech TIPSでは、Windows 11で一部のキーの組み合わせの動作が変更になった[Windows]キーを使うショートカットキーを取り上げる。あまり使わなそうなものもあるが、絵文字パネルが[Windows]+[.(ピリオド)]キーで開けたり、エクスプローラーの起動が[Windows]+[E]キーで行えたりするなど、覚えておくと作業の時短につながるものも多い。

Windows 11で仕様が変わった[Windows]キーのショートカットキー

 Windows 11では、ユーザーインタフェース(UI)の変更などから[Windows]キーのショートカットキーの動作が一部変更になっている。

 Windows 10からWindows 11で変更になったのは、以下のショートカットキーだ。分かりやすいようにアルファベット(ABC)順で変更になったショートカットキーを紹介する。

[クイック設定]パネルを開く:[Windows]+[A]キー

 [Windows]+[A]キーは、Windows 10では[アクションセンター]を開くショートカットキーであった。Windows 11では[アクションセンター]が廃止されたため、同様の機能を提供している[クイック設定]が開くように変更されている。

[Windows]+[A]キーに割り当てられた機能(1) [Windows]+[A]キーに割り当てられた機能(1)
Windows 10では、[アクションセンター]が開くように割り当てられている。
[Windows]+[A]キーに割り当てられた機能(2) [Windows]+[A]キーに割り当てられた機能(2)
Windows 11では[アクションセンター]が[クイック設定]パネルに変更されたため、[クイック設定]パネルが開くように割り当てが変更されている。

Microsoft Teamsの[チャット]機能を起動:[Windows]+[C]キー

 Windows 10では、[Windows]+[C]キーでCortanaが開いたが、Windows 11ではCortanaが標準機能でなくなったためか、[Windows]+[C]キーにMicrosoft Teamsの[チャット]機能が起動するように割り当てが変更されている。

[Windows]+[C]キーに割り当てられた機能(1) [Windows]+[C]キーに割り当てられた機能(1)
Windows 10では、Cortanaが開くように割り当てられている。
[Windows]+[C]キーに割り当てられた機能(2) [Windows]+[C]キーに割り当てられた機能(2)
Windows 11では、Cortanaがオプション機能になったため、Microsoft Teamsのチャット機能が開くように割り当てが変更になっている。

「音声認識サービス」を起動:[Windows]+[H]キー

 [Windows]+[H]キーは、「音声入力」機能を起動するショートカットキーだ。Windows 10では、日本語のディクテーション(音声入力)がサポートされておらず、このショートカットキーは意味がなかったが、Windows 11では「音声入力」機能自体が更新され、「音声認識サービス」となり、日本語による音声入力にも対応した。ショートカットキーの変更というよりも、呼び出される「音声入力」機能の更新というべきかもしれない。

[Windows]+[H]キーに割り当てられた機能(1) [Windows]+[H]キーに割り当てられた機能(1)
Windows 10では、ディクテーションが起動するが、日本語には対応していない(言語を英語にするとディクテーションが起動する)。
[Windows]+[H]キーに割り当てられた機能(2) [Windows]+[H]キーに割り当てられた機能(2)
Windows 11では、ディクテーションが音声認識サービスに変更されたため、[Windows]+[H]キーで音声認識サービスが起動するようになった。

[クイック設定]の[キャスト]を開く:[Windows]+[K]キー

 [Windows]+[K]キーは、Windows 10で[接続]クイックアクションを開く機能が割り当てられている。[接続]クイックアクションは、ワイヤレスディスプレイやBluetoothのオーディオデバイスに少ない工数で接続できる機能だ。

 Windows 11では、[クイック設定]の[キャスト]を開く機能に変更されている([クイック設定]の[キャスト]はデフォルトでは非表示のため、[クイック設定]パネルに表示するには追加を行う必要がある)。[キャスト]は、ワイヤレスディスプレイに接続する機能なので、これもショートカットキーの変更というよりも、Windows 11での機能変更というべきかもしれない。

[Windows]+[K]キーに割り当てられた機能(1) [Windows]+[K]キーに割り当てられた機能(1)
Windows 10では、[接続]クイックアクションが開く。
[Windows]+[K]キーに割り当てられた機能(2) [Windows]+[K]キーに割り当てられた機能(2)
Windows 11では、クイックアクションがクイック設定に変更になったため、同様の機能である[キャスト]に[Windows]+[K]キーに割り当てられている。

[通知センター]を開く:[Windows]+[N]キー

 [Windows]+[N]キーは、Windows 10で特に割り当てられていない(OneNoteの新規ページを開く機能に割り当てられている場合もある)。

 Windows 11では、[Windows]+[N]キーに新たに[通知センター(とカレンダー)]を表示する機能が割り当てられた。

[Windows]+[N]キーに割り当てられた機能 [Windows]+[N]キーに割り当てられた機能
Windows 11では、[Windows]+[N]キーで[通知センター]が開くようになった。通知がある場合は、カレンダーの上に通知が表示される。

ウィジェットを開く:[Windows]+[W]キー

 Windows 10で[Windows]+[W]キーは、「Microsoft Whiteboard」アプリの起動に割り当てられている([スタート]メニューの[Microsoft Whiteboard]を選択しても起動可能)。

 Windows 11では、[Windows]+[W]キーにウィジェットを開く機能が割り当てられている。

[Windows]+[W]キーに割り当てられた機能 [Windows]+[W]キーに割り当てられた機能
Windows 11では、新機能として実装されたウィジェットが[Windows]+[W]キーで開くように割り当てられている。

「スナップレイアウト」を表示:[Windows]+[Z]キー

 Windows 8/8.1のころは、Microsoft Storeアプリの設定変更などを行える「アプリバー」を表示するショートカットキーとして、[Windows]+[Z]キーが割り当てられていた。Microsoftのドキュメントによると、Windows 10でも同様の機能が割り当てられていることになっているが、ほとんど機能していないようだ。

 そのためか、Windows 11ではウィンドウの配置が行える「ウィンドウのスナップ」機能を呼び出す(「スナップレイアウト」を表示する)ショートカットキーとして割り当てられている(ウィンドウのスナップについては、Tech TIPS「【Windows 11】複数のウィンドウをササッと分割・整列できる『スナップ』が強化 その実力は?」を参照のこと)。ただし、このショートカットキーが使えるのは、「ウィンドウのスナップ」機能を[設定]アプリで有効にしていて、かつアクティブな(前面に表示している)アプリが「ウィンドウのスナップ」機能に対応している場合のみである。

[Windows]+[Z]キーに割り当てられた機能 [Windows]+[Z]キーに割り当てられた機能
[Windows]+[Z]キーには、Windows 11の新機能である「スナップレイアウト」を表示する機能が割り当てられている。

 [Windows]+[Z]キーを押しても、ウィンドウの左上部に「スナップレイアウト」が表示されない場合は、[設定]アプリの[システム]−[マルチタスク]画面の「ウィンドウのスナップ」が「オフ」になっている可能性があるので、ここを「オン」にしよう。

Windows 11で「ウィンドウのスナップ」機能を有効にする Windows 11で「ウィンドウのスナップ」機能を有効にする

[Windows]キーのショートカットキー一覧

 Windows 10/11で利用できる[Windows]キーのショートカットキーは下表の通り。[ファイル名を指定して実行]ダイアログを開く、[Windows]+[R]キーなどは既によく利用しているのではないだろうか。

Copyright© Digital Advantage Corp. All Rights Reserved.

RSSについて

アイティメディアIDについて

メールマガジン登録

@ITのメールマガジンは、 もちろん、すべて無料です。ぜひメールマガジンをご購読ください。