最新バージョンでは何が変わった? Azure Stack HCI バージョン22H2が一般提供開始Microsoft Azure最新機能フォローアップ(181)

MicrosoftとOEMベンダーのハイパーコンバージドインフラストラクチャ(HCI)ソリューションであり、Azureサービスとして提供される「Azure Stack HCI」の新バージョン「22H2」が一般提供されました。

» 2022年10月21日 05時00分 公開
[山市良テクニカルライター]

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「Microsoft Azure最新機能フォローアップ」のインデックス

Microsoft Azure最新機能フォローアップ

Azure登録済みクラスタにはWindows Update経由で提供

 Microsoftは2022年10月12〜13日(米国時間)に開催した年次イベント「Microsoft Ignite 2022」で、「Azure Stack HCI OS」の新バージョン「22H2」の一般提供開始を発表しました。また、「Azure Arc-enabled VM management Public Preview 2」として、幾つかの新機能が間もなく利用可能になることも発表しています。

 Azure Stack HCI OSは、年1回のリリースサイクルで機能更新プログラムおよびインストールメディア(ISOイメージ)が提供されます。Microsoft Azureに登録されている運用中(または60日の無料評価期間中)のAzure Stack HCIクラスタには、機能更新プログラムとしてバージョン22H2が提供されます。管理者は「クラスター対応更新(CAU)」を使用して、クラスタ上のリソースをオンラインのまま、クラスタ全体を新バージョンにローリングアップグレードできます(画面1画面2)。

画面1 画面1 一般提供開始と同じ日に「クラスター対応更新(CAU)」でAzure Stack HCIの新バージョンの機能更新プログラムが利用可能に
画面2 画面2 クラスタ上のリソースはオンラインのまま、ダウンタイムなしでローリングアップグレードできる

 バージョン22H2は、Windows Updateから機能更新プログラムを取得してインストールしたり(画面3)、インストールメディアを使用してアップグレードインストールしたりすることもできます(一般提供開始時点ではインストールメディアは準備中)。

画面3 画面3 「Sconfig」ユーティリティーのWindows Updateを使用して、機能更新プログラム(Feature updates)としてバージョン「22H2」をインストールすることも可能

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