ほんの数年前までは8GBのメモリを搭載するWindowsデバイスは、スペックの良い方だと思うユーザーが多かったでしょう。それが、Windows 11の登場でシステム要件が厳しくなり、利用する機能によっては8GBではすぐにリソース不足になってしまうこともあります。特に、クライアントHyper-Vで仮想マシンを動かす場合がそうです。
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「Windows 11」(Pro以上)の「クライアントHyper-V」で、Windows 11をゲストOSとする仮想マシンを動かすには、仮想マシンの構成が以下のドキュメントで示されているシステム要件を満たす必要があります。
すなわち、仮想マシンは64bit UEFI(Unified Extensible Firmware Interface)ハードウェアである「第2世代仮想マシン」として作成し、最低でも2コアの仮想プロセッサ(vCPU)と4GB(4096MB)のメモリを割り当て、「セキュアブート」と「仮想トラステッドプラットフォームモジュール(仮想TPM、vTPM)」を有効にする必要があります(画面1)。
なお、Arm64版Windows 11(Pro以上)でもクライアントHyper-Vを利用できますが、現状、仮想マシンへの仮想TPMの割り当てには対応していません。仮想TPMへの対応は開発段階にあります(Insider Previewビルド25370で対応)。
Windows 11デバイス上でWindows 11ゲストの仮想マシンを動かすには、最低でも8GBのメモリが必要です。なぜなら、ホストとゲストの両方のメモリ要件が「最低4GB」だからです。
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