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本連載第257回では、「モダンアプリ」や「ストアアプリ」とも呼ばれる「ユニバーサルWindowsプラットフォーム(UWP)アプリ」の自動更新について触れました。
UWPアプリの自動更新は、「タスクスケジューラ」の「\Microsoft\Windows\InstallService」にある「ScanForUpdates」タスクによって行われ、少なくとも1日(8万6400秒)に1回、更新プログラムがないかどうかチェックされて、存在する場合はキューに入れられ、その後のタスク実行時に自動的にダウンロードとインストールが行われます。このタスクは1時間ごとに無期限に繰り返し実行されますが、利用可能なアプリの更新のスキャンが1日に1回だけ行われることは、イベントログから分かります(画面1)。
多くのWindowsデバイスにインストールされているデスクトップアプリケーション(UWPアプリではなく、Win32アプリ)の一つに「Adobe Acrobat Reader」があります。UWPアプリもそうなのですが、筆者は自動更新機能が備わっていたとしても、更新バージョンが利用可能になったと分かった時点ですぐに手動で更新します。そのため、あまり気にしていなかったのですが、UWPアプリの自動更新について調べたのをきっかけに、Adobe Acrobat Readerの自動更新はどのように制御されているのだろうと思いました。
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