AIを活用したデータセンター運用高度化ソリューション NTTコムウェアと日本IBMが“共創”開始排気温度からAIで消費電力を推定

NTTコムウェアと日本IBMは、IT機器ごとの消費電力とCO2可視化の実証実験の結果を発表した。「サーバ機器の排気温度から消費電力をAIで推定し、CO2排出量を算出できること確認した」という。

» 2024年02月14日 08時00分 公開
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 NTTコムウェアと日本IBMは2024年2月6日、2023年9〜11月に実施した、IT機器ごとの消費電力とCO2(二酸化炭素)排出量可視化の実証実験結果を発表した。データセンター運用に関する環境負荷を低減させることが目的。

IT機器の排気温度からCO2排出量を算出

 生成AI(人工知能)が浸透し、データ処理量が増大している。今後さらに電力消費量増加が懸念される一方で、データセンター事業者には環境負荷低減が求められている。そのためには消費電力の適切な把握が欠かせないが、NTTコムウェアによると「これまではフロアやラック単位での消費電力や発熱量は把握できるものの、IT機器や利用者ごとの消費電力を把握するのは困難だった」という。

 そういった個々の消費電力を、AIを使って可視化しようというのが本実験の目的だ。

画像 データセンターの環境負荷軽減に関する既存の問題と本実験が成功した場合の効果(提供:NTTコムウェア

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