IT用語の基礎の基礎を、初学者や非エンジニアにも分かりやすく解説する本連載、第18回は「IoT」です。ITエンジニアの学習、エンジニアと協業する業務部門の仲間や経営層への解説にご活用ください。
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IoT(Internet of Things)は、家電製品や自動車など従来インターネットに接続されていなかったものを、ネットワークに接続することで情報システムと相互に情報交換を行う仕組みです。
日本語では「モノのインターネット」と訳されます。IoTの普及により、家電製品を外出先から遠隔操作したり、さまざまな機器の稼働データを情報システム上で分析したりすることで新たなサービスや価値を創造できるようになり、人の生活は大きく変化しました。通信インフラや機器の高性能化を背景に、IoTデバイスの数は年々増加しています。
IoTは以下の要素により構成されます。
IoTを構成するデバイスには、画像や温度、照度、CO2などさまざまな情報を検知するセンサーが組み込まれ、それらセンサーから得たデータをネットワーク経由でサーバに送ります。また、サーバ側で処理、分析された結果を基に、アクチュエーター(※1)を介してデバイスを動作させます。
IoTデバイスをネットワークに接続する方式は、「機器からWi-Fiなどを使用して直接インターネットに接続する方式」と、「ゲートウェイと呼ばれる装置を介してネットワークに接続する方式」の2通りに大きく分けられます。セキュリティ対策が施されたゲートウェイを使用することで、IoTデバイスへの攻撃を防止する効果が期待できます。
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