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シングルユーザーモードでの起動を禁止するには

北浦訓行
2001/3/22

 シングルユーザーモードで無条件にrootでログインできてしまう対策として、LILOにパスワードを設定するにはで、パスワードを入力しなければLILOから先に進めなくなる方法を紹介した。

 この方法だと、パスワードがもう1つ増えてしまうことになり煩雑だ(rootと同じパスワードを設定すればいいのかもしれないが、lilo.confで設定するパスワードは暗号化されないので危険)。シングルユーザーモードで起動するときにも、rootのパスワードが必要になれば、LILOにパスワードを設定しなくても問題はない。

 シングルユーザーモードでの起動時にrootパスワードの入力を行わせるには、/etc/inittabに以下の設定を追加する。

~~:S:wait:/sbin/sulogin

 システムをシングルユーザーモードで再起動すると、

Give root password for maintenance
(or type Control-D for normal startup):

というメッセージが表示される。ここで、rootのパスワードを入力すると、シェルが起動する。

 [Ctrl]+[D]キーを押すと、新しいハードウェアのチェックプロセスなどが始まり、通常のログイン画面となる。

 この方法を実践する場合は、LILOに設定したパスワードは解除しておくことをお勧めする。

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