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lsコマンドで表示されるファイルの色を変更するには 北浦訓行 |
カラー表示されたlsの出力をlessで表示するにはで説明しているように、Red Hat LinuxやVine Linuxでは、lsコマンドを実行すると、ファイルの種類によって色分け表示される。色分けの仕方は、/etc/DIR_COLORSというファイルで定義されている(Turbolinuxには、/etc/DIR_COLORSはない)。
lsコマンドで表示されるファイルの色を変更するには、/etc/DIR_COLORSを~/.dir_colorsとしてコピーするか、-pオプション付きでdircolorsコマンドを実行して~/.dir_colorsを作成すればいい。
$ cp /etc/DIR_COLORS ~/.dir_colors |
/etc/DIR_COLORSをコピーする場合 |
$ dircolors -p > ~/.dir_colors |
dircolorsコマンドを実行する場合 |
.dir_colorsでは、以下のように拡張子ごとに属性や色を設定している。
(省略) |
文字および背景の色は、以下の数字で行う。
文字色
|
色
|
|
30
|
ブラック(黒) | |
31
|
レッド(赤) | |
32
|
グリーン(緑) | |
33
|
イエロー(黄) | |
34
|
ブルー(青) | |
35
|
マゼンタ(紫) | |
36
|
シアン(水色) | |
37
|
ホワイト(白) |
背景色
|
色
|
|
40
|
ブラック(黒) | |
41
|
レッド(赤) | |
42
|
グリーン(緑) | |
43
|
イエロー(黄) | |
44
|
ブルー(青) | |
45
|
マゼンタ(紫) | |
46
|
シアン(水色) | |
47
|
ホワイト(白) |
また、.dir_colorsではエスケープシーケンスも設定できる。
属性
|
内容
|
|
00
|
なし | |
01
|
ボールド(明るくする) | |
04
|
アンダースコア(下線を付ける) | |
05
|
ブリンク(点滅する) | |
07
|
リバース(反転表示する) |
例えば、.dir_colorsの最後に以下の行を追加すると、拡張子が.txtのファイルが反転した緑色で表示されるようになる。
.txt 07;32 |
![]() |
tmp.txtというファイルが反転した緑色で表示される |
.dir_colorsの設定が終わったら、evalコマンドでその変更を反映させる。
$ eval `dircolors ~/.dir_colors -b` |
「`」は[Shift]+[@]キーで入力 |
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