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X Window Systemのベンチマークを測定するには
北浦訓行
2003/10/9
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ベンチマークを測定するにはでは、HDBENCH cloneを使ったベンチマーク測定法を紹介した。HDBENCH cloneは、PCの全体的な速度を測定するものだが、ここで説明するxengineは、X Window Systemのベンチマークを測定するプログラムである。
xengineは、SpeakEasy.Rpmfind.Net(http://www.rpmfind.net/)などからRPMファイルをダウンロードできる。今回は、xengine-1.10-2.i386.rpmをインストールした。
# rpm -ihv xengine-1.10-2.i386.rpm |
実行するには、X Window Systemを起動して、ターミナルエミュレータでxengineコマンドを実行する。
すると、画面上にxengineのウィンドウが開く。しばらく眺めていると、ウィンドウの右にxxxx.rpmという数字が表示される。この数字がベンチマークの結果になる。
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xengineの実行画面。右の数字がベンチマークの測定結果 |
xengineでは、X Window Systemの描画速度が測定されるため、Linuxが動作するPCで測定した結果が必ずしも速いわけではない。例えば、あるPCでLinuxを起動して、コンソールからログインしてX Window Systemを起動し、xengineの結果が1000.rpmだったとする。一方、ほかの高速なPCにインストールしたASTEC-XなどのXサーバからLinuxにログインしてxengineを実行すると、7000.rpmなどの結果が出たりするのだ。
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