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X Window Systemの表示位置を調整するには

北浦訓行
2003/11/27

 X Window Systemには、ディスプレイの表示位置を調整するxvidtuneというツールがある。X Window Systemを起動して、GNOMEターミナルなどのターミナルエミュレータでxvidtuneコマンドを実行すると、xvidtuneの警告画面が表示される。

 [OK]ボタンをクリックすると、表示位置の調整が可能になる。

xvidtuneの画面

 まず、下表のボタンで画面の位置やサイズを変更する。ただし、これらのボタンを押しただけでは画面表示は変化しないので注意が必要だ。最初は、どれか1つのボタンを押すに止めた方がいいだろう。

 
ボタン
動作
  [Left] 画面を左に移動
  [Right] 画面を右に移動
  [Wider] 水平方向のサイズを大きくする
  [Narrower] 水平方向のサイズを小さくする
  [Up] 画面を上に移動
  [Down] 画面を下に移動
  [Shorter] 垂直方向のサイズを小さくする
  [Taller] 垂直方向のサイズを大きくする

 次に、変更した内容で表示のテスト行う。[Test]ボタンをクリックすると、画面の表示位置が変化するはずだ。しばらくすると元の状態に戻るので、その内容でよければ[Apply]ボタンをクリックする。

 さらに調整が必要であれば、上記のボタンで再調整してテストを繰り返す。また、[Restore]ボタンをクリックすれば、デフォルトの値に戻せる。調整が終了したら、[Quit]ボタンでxvidtuneを終了する。

 なお、xvidtuneで調整した表示位置は、X Window Systemを再起動すると元の状態に戻ってしまう。変更内容を保持する方法は、「X Window System起動時にxvidtuneの調整値を適用するには」を参照。

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