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X Window System起動時にxvidtuneの調整値を適用するには

北浦訓行
2003/11/27

 X Window Systemの表示位置を調整するにはで説明した方法では、X Window System次回起動時に元の表示位置に戻ってしまう。調整した設定内容を保持するには、X Window Systemの設定ファイル(XF86ConfigまたはXF86Config-4)を変更しなければならない。

 まず、xvidtuneで画面の調整を行う。[Test]ボタンで変更内容を確認して、[Apply]ボタンでその内容を確定したら、[Show]ボタンをクリックする。すると、xvidtuneを起動したターミナルエミュレータに、

1024x768"   94.50  1024 1072 1168 1376  768 777 780 808 +hsync +vsync

などと表示される。これが、現在の設定パラメータである。これを、XF86ConfigまたはXF86Config-4のMonitorセクションに記述するのだ。/etc/X11ディレクトリにXF86Config-4があればXF86Config-4、なければXF86Configを開いて以下の記述を検索する。

Section "Monitor"
(省略)
     Option "dpms"
EndSection

 見つかったら、EndSectionの前に次の記述(例)を追加する。

     Modeline "1024x768"   94.50  1024  1072  1168  1376
                                   768   777   780   808 +hsync +vsync

 基本的には「Modeline」の後にxvidtuneの出力を続けるだけだが、上記のように途中で折り返して、数値をそろえると読みやすい。ファイルの編集が終了したら保存して、X Window Systemを再起動する。

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