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ImageMagickでJPEG2000形式の画像ファイルを表示するには
北浦訓行
2004/4/1
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ImageMagickには、JPEG2000形式の画像ファイルをサポートする機能があるが、Fedora Core
1やVine Linuxではその機能がオフになっている(注)。
注:Turbolinux 10 Desktopはデフォルトの状態で使用可能。 |
ImageMagikでJPEG2000形式の画像ファイルを扱うには、ImageMagickを再コンパイルする必要がある。ただ、あらかじめJPEG2000用のライブラリJasPerをインストールしておかなければならない。詳しくは、JPEG2000形式の画像ファイルを表示するにはを参照。
まず、ImageMagickのWebサイト(http://www.imagemagick.org/)から最新のソースファイルをダウンロードする。原稿執筆時点での最新版は5.5.7
stableだ。このUnix Sourceのファイルをダウンロードして展開する。
$ tar zxf ImageMagick-5.5.7-17.tar.gz
$ cd ImageMagick-5.5.7 |
ImageMagickはかなり大規模なソフトウェアなので、コンパイルにはある程度の時間が必要だ。
$ CPPFLAGS="-I/usr/local/include/jasper/"
$ LDFLAGS="-L/usr/local/lib"
$ ./configure
$ make
$ su
Password: ←rootのパスワードを入力
# make install |
以上でコンパイルとインストールは終了だ。デフォルトでは、新しいImageMagickのプログラムは/usr/local/binディレクトリにインストールされる。
以上の作業で、ImageMagickでJPEG2000形式の画像が扱えるようになる。例えば、X Window Systemのターミナルエミュレータからdisplayコマンドを実行することで、JPEG2000形式の画像が表示できるようになる。
$ display -geometry 800x600 photo.jp2 ←800×600ピクセルのウィンドウで表示 |
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