Linux Tips | |
Samba 3.0のごみ箱をユーザーごとに分けるには 北浦訓行 |
Samba 3.0でごみ箱を使うにはで、ごみ箱機能を利用する方法を説明した。しかし、複数ユーザーで共有ディレクトリを利用していると、削除した(ごみ箱に移動した)ファイルのパーミッションが700となるため、recycle:keeptreeオプションが期待どおりに動作しないなどの問題点が生じる。
共有ディレクトリでごみ箱機能を使う際は、/etc/samba/smb.confに、
recycle:repository = .recycle/%u |
というオプションを設定する。
このオプションにより、.recycleディレクトリ下にユーザーごとのディレクトリが作成され、削除したファイルはそこに移動されるようになる。これにより、recycle:keeptreeオプションも期待どおりに動作するし、ほかのユーザーに削除したファイルの存在を知られる可能性もなくなる。
/etc/samba/smb.confを修正したら、Sambaを再起動する(ディストリビューションによってコマンドは異なる)。
# service smb restart |
Linux Tips Index |
Linux Squareフォーラム Linux Tipsカテゴリ別インデックス |
|
Linux & OSS フォーラム 新着記事
- 【 pidof 】コマンド――コマンド名からプロセスIDを探す (2017/7/27)
本連載は、Linuxのコマンドについて、基本書式からオプション、具体的な実行例までを紹介していきます。今回は、コマンド名からプロセスIDを探す「pidof」コマンドです。 - Linuxの「ジョブコントロール」をマスターしよう (2017/7/21)
今回は、コマンドライン環境でのジョブコントロールを試してみましょう。X環境を持たないサーバ管理やリモート接続時に役立つ操作です - 【 pidstat 】コマンド――プロセスのリソース使用量を表示する (2017/7/21)
本連載は、Linuxのコマンドについて、基本書式からオプション、具体的な実行例までを紹介していきます。今回は、プロセスごとのCPUの使用率やI/Oデバイスの使用状況を表示する「pidstat」コマンドです。 - 【 iostat 】コマンド――I/Oデバイスの使用状況を表示する (2017/7/20)
本連載は、Linuxのコマンドについて、基本書式からオプション、具体的な実行例までを紹介していきます。今回は、I/Oデバイスの使用状況を表示する「iostat」コマンドです。
|
|