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Linuxで無線LAN PCカードを使うには 北浦訓行 |
Linux用のドライバが用意されていれば、比較的簡単に無線LAN PCカードを使用できる。ここでは、例としてIntersil社の制御チップPrismを搭載したCoregaのPCCL-11をFedora Core 3/4で使用するための設定方法を説明する。ちなみに、PCCL-11はIEEE802.11bに対応したPCカードで、ドライバは「orinoco_cs」を使用する。
FC4を起動したら、PCCL-11をPCカードスロットに挿入する。PCCL-11はCardBusに対応していないので、lspciコマンドでは認識できない。cardctlコマンドを実行すると、以下のように表示されるはずだ。
# cardctl ident |
認識されたら、/etc/pcmciaに適当な名前でconfファイル(例ではpccl11.conf)を作成する。内容はPCカードによって異なるが、PCCL-11の場合は以下のようになる。
card "corega WL PCCL-11 ISL37300P RevA" |
confファイルを作成したら、pcmciaサービスを再起動する。
# service pcmcia restart |
以上でPCCL-11が認識されるようになる。次に、無線LANの設定を再起動時も有効にするにはで説明したように、カードの各種設定を行う。[アプリケーション]メニューの[システムツール]−[インターネット設定ウィザード]を選択して、[デバイスタイプの選択]画面で[ワイヤレス接続]を選び[進む]ボタンをクリックする。
[ワイヤレスデバイスを選択]画面には、[orinoco_cs(ethx)](「orinoko(ethx)」の場合もあるようだ)という選択肢がある。これを選択して[進む]ボタンをクリックする。
[ワイヤレス接続を設定]画面が表示される。[モード]は[Auto]にした(そうしないと、チャンネルを変更できなかった)。後は[ネットワーク名(SSID)][チャンネル][発信レート][鍵]の各項目に必要なデータを入力して[進む]ボタンをクリックする。
[ワイヤレス接続を設定]画面 |
[ネットワークの設定]画面では、IPアドレスの設定を行う。デフォルトは[dhcp]になっている。設定が終わったら[進む]ボタンをクリックする。
以上ですべての設定は完了だ。[適用]ボタンをクリックして[インターネット設定ウィザード]を終了する。ちなみに、FC4で[デスクトップ]メニューの[システム設定]−[ネットワーク]で起動する[ネットワーク設定]ダイアログボックス(system-config-network)で、[デバイス]タブを選択した状態でツールバーの[新規]をクリックしても、同様の設定を行うことができる。
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