Linux Tips

特定のファイルをyumのアップデート対象から外すには

北浦訓行
2005/8/25

 「カーネルをアップデートしたくない」「アップデート用のファイルがコンフリクトを起こしてアップデートできない」などの理由で、特定のファイルをyumによるアップデート対象から外す場合は、/etc/yum.confに設定を追加する。具体的には、

exclude=ファイル名

と記述する。

 ワイルドカードを使用することも可能だ。例えば、カーネルをアップデート対象から外す場合は、

exclude=kernel*

とする。また、

exclude=kernel* gain*

のように、複数ファイルを指定することも可能だ。

 上記の方法で特定のファイルをアップデート対象から外すと、指定したファイルのアップデータが存在しても何も表示されなくなる()ので注意が必要だ。一時的にアップデートの対象外にする場合は、yumで複数の設定ファイルを使い分けるにはで説明した方法で設定ファイルを別に作成して、必要なときだけそちらを使うようにすることをお勧めする。

注:「Excluding Packages in global exclude list」というメッセージは表示される。

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