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Fedora Core 5でNVIDIAのディスプレイドライバを使うには

北浦訓行
2006/4/13

 デュアルディスプレイを使うには(NVIDIA GeForce4編)で説明したとおり、NVIDIAがリリースしているディスプレイドライバは、X Window System標準のドライバよりも表示速度が速く、デュアルディスプレイなどにも対応している。しかし、原稿執筆時点では、NVIDIAのWebサイトで公開されているドライバをFedora Core 5(FC5)へインストールすることはできない。

 rpm.livna.orgが公開しているパッケージを利用すると、FC5でNVIDIAのディスプレイドライバを使用できる。まず、以下のrpmコマンドを実行して、rpm.livna.orgのリポジトリ情報をインストールする。

# rpm -ihv http://rpm.livna.org/livna-release-5.rpm

 これで、/etc/yum.repo.dディレクトリにlivna.repo、livna-devel.repo、livna-testing.repoの各ファイルがインストールされる。初期設定では、livna.repoだけが有効になっている。必要なときだけ有効にするには、/etc/yum.repo.d/livna.repoの以下の行を変更する。

enabled=1
  ↓
enabled=0

 NVIDIAのディスプレイドライバをインストールするには、以下のコマンドを実行する。

# yum install xorg-x11-drv-nvidia

 rpm.livna.orgのリポジトリを無効にしている場合は、「--enablerepo=livna」というオプションを追加する。

# yum --enablerepo=livna install xorg-x11-drv-nvidia

 これで、xorg-x11-drv-nvidia-1.0.8756-1.lvn5とkmod-nvidia-1.0.8756-1.2.6.16_1.2080_FC5がインストールされる(原稿執筆時点)。以下のコマンドを実行するとNVIDIAのディスプレイドライバが有効になるはずだ()。

注:念のため、/etc/X11/xorg.confのバックアップを取っておくことをお勧めする。

# nvidia-config-display enable

 X Window System起動時(ランレベル5のときはログイン画面が表示される直前)に、NVIDIAのロゴマークが表示されれば、NVIDIAのディスプレイドライバが使用されている。

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