WordやExcelなどのアプリケーションの作業領域の上部には、ワンクリックでさまざまな処理を実行するためのボタンが並んだツールバーがある。ここに使わないボタンが場所を占有しているのは無駄だ。特にOfficeのアドオンツールをインストールすると、自動的にツールバーに登録され、デフォルトで表示されてしまう。ツールバー設定でボタンの非表示または削除を行う方法を幾つか紹介する。
対象ソフトウェア:Office 2003
WordやExcelなどのOfficeアプリケーションのメインメニューの直下(デフォルト時)には、マウスによるボタンのワンクリックだけでさまざまな機能を実行できるようにするツールバーが配置されている。よく使う機能がボタンになっているのは便利だが、使わないボタンが場所を占有するのは無駄である。
いったん設定してしまえば、通常はツールバーに表示されるボタン構成などは変更されない。だが、Officeのアドオンツールなどをインストールすると、新しいツールバーが自動的に登録され、デフォルト表示される場合がある。
Officeのアプリケーションに表示されるツールバーを消すには、ツールのボタンを1つずつ確実に削除する方法と、ツールバーごと簡単に非表示にする方法がある。本Tech TIPSでは、それぞれの方法を紹介する。
個別のボタンではなく、ツールバー全体が不要なら、Officeのツールバー領域の空き部分をマウスで右クリックし、表示されるポップアップメニューの[ユーザー設定]を実行する(メインメニューの[表示]−[ツール バー]−[ユーザー設定]でも表示できる)。[ユーザー設定]ダイアログが表示されたら、[ツール バー]タブに一覧されたツールバーから、削除したい項目を選択し、右の[削除]ボタンをクリックする。
ツールバー全体でなく、個別のボタンを削除したいのなら、前記[ユーザー設定]ダイアログの[コマンド]タブをクリックし、右下にある[コマンドの配置の変更]ボタンをクリックする。続いて「変更するメニューまたはツールバーの選択」より[ツール バー]を選び、右側のドロップダウンリストから削除したいボタンを含むツールバーを選ぶ。削除したいツールがコントロールのリスト覧に表示されたら、任意のボタンメニューをクリックして反転させ、[削除]ボタンをクリックしてダイアログを閉じる。
この方法でツールバーやボタンを削除すると、そのボタンが参照するファイルなどがハードディスクから削除される。
完全に削除しなくても、表示されないだけでよいなら、ツールバーの非表示指定を行えばよい。
ツールバーを非表示にするなら、ツールバーの[表示]−[ツール バー]より表示されるドロップダウンリストから、非表示にしたいツールのチェックをクリックして外す。
後で再度ツールバーを表示させたいと思ったら、同様の手順でチェックマークをオンにすればよい。
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