Webのサービスはブラウザを使って利用します。ブラウザ1つでいろいろなサービスを利用できる長所もありますが、次のような欠点もあります。
いろいろなWebアプリケーションを利用していると、上記のような短所がだんだん目立ってきます。そこで、その解決方法として注目を浴びているのが、Firefoxのプラグインである「Prism」です。Prismを使えば、あるWebアプリケーションを、そのWebアプリ専用のWebブラウザで利用できるようになります。
PrismはFirefoxのプラグインとして提供されています。まず配布しているページにアクセスして、プラグインを導入しましょう。
このようなアラートが出現しますが、インストールしましょう。
インストールが無事に終わったら、再起動しましょう。
次にデスクトップで利用したいWebサービスサイトにアクセスします。今回はGmailでやってみましょう。Gmailのサイトに移動し、Firefoxのメニューバー、「ツール」→「Convert Website to Application」というボタンを押しましょう。
アイコンの作成場所や、名前について設定をして、「OK」ボタンを押しましょう。
デスクトップにアイコンボタンが出現し、これをクリックすると、Gmail専用ブラウザが立ち上がります。
Webブラウザ上とは別に、Webアプリケーションが一般のプログラムのように利用できるのは、便利な場合もあるでしょう。しかし、Prismの仕組みはFirefoxを使ってWebサービスにアクセスしているので、ネットが繋がらない環境では利用できません。
Google Gears、Adobe AIR、FirefoxのプラグインのPrismの3つのオフラインWebサービスを紹介しました。これらのサービスはまだまだリリースされたばかりです。これからどんどん発展していくでしょう。
また、2010年にリリース予定のHTML 5でも、オフラインWebについてのノートが6月に公開されました。まだまだあまり知名度がないオフラインWebですが、これからWebサービスの一角を担うのは間違いありません。
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