「2分 − 自分のメンタルヘルス、意識していますか?」でのストレスチェックの結果を基に、どのようにストレスに向き合っていけばよいかを考えてみます。
ストレスチェックの「体に表れる症状/心に表れる症状」で当てはまる項目がそれぞれ3つ以上ある人、1カ月の時間外労働が80時間を超える状態が2カ月以上続いている人、最近1カ月の時間外労働が100時間を超えている人は、「4分 − すでにダメージを受けている場合の対処方法」へ進んでください。
定期的な運動が、心身ともに素晴らしい効果を及ぼすことはいうまでもありません。規則正しい生活をし、バランスの取れた食事をきちんと取ることも非常に重要です。けれども実際は、慢性的な睡眠不足で、不規則で偏った食生活を送り、運動をしたくても時間も体力も気力も残っていないというのが現実でしょう。
まずは、何かを「やめる」ことから始めてみてはどうでしょうか。
例えばそれは、過量の晩酌や、深夜の脂っこい食事かもしれません。または、就寝直前までのネットやゲーム、不必要な休日出勤かもしれません。心と体を大切にするために自分でできることなら何でもよいのです。重要なのは、自分のことを大切に思う気持ちです。
とはいえ、やめたくてもやめられないという人も多いでしょう。どうすれば現状を改善し、生き生きとした生活を送れるようになるのでしょうか。そのためには何をすればよいでしょうか。ここでは1つ、誰でもいますぐにできることを紹介しましょう。
それは、「呼吸を感じる」ことです。
1日のうち何回か(就寝前には必ず)、呼吸に注意を集中してみてください。おなかが膨らんだりへこんだりするのを感じながら、ゆっくりと深呼吸するのです。1呼吸でもかまいませんし、何呼吸か続けてみてもいいでしょう。気が付くと意識が呼吸から離れて別のことを考えているかもしれません。そのときはまた注意を戻し、呼吸のすべての瞬間に注意を集中してください。
この呼吸法は、ストレス対策にとても効果的なものです。詳細は本記事の最後で紹介します。
5分で絶対に分かるメンタルヘルス
3分 − メンタルヘルスを保つ方法
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.