絵文字と同じように文章の中に画像を入れたり、アイコンとして使用したりできます。
フォントサイズが中のときは18×18px、小のときは12×12pxくらいのサイズで作成すると絵文字ともそんなに差がなく、文字とのバランスもよく表示されます。
上のお花犬のサイトでは犬の名前は「名前」のように文字で表現せず代わりにアイコンが表示されていたりと、絵文字だけでは表現できない役割をしています。
画像を寄せてその横にテキストを回り込ませて表示させる例です。
モバゲーやgreeなどの大手ポータルサイトにあるTOPページなどでコンテンツ内容の補足画像としてよく使用されています。floatをうまく使った例として、右のQooキャンペーンサイトでは、回り込ませる画像を背景となじませることで、区切りの印象をなくし、世界観をうまく表現しています。
ごく最近まで、容量や対応機種の問題であまり使用されなかった背景画像の指定ですが、徐々に使用されているサイトが増えてきました。
左のTOYOTAヴィッツのサイトでは緑の背景色と白の背景色の間に同じ色のレースの画像を挟むことによって画面のブロックをうまく表現しています。
右のRedBullのサイトでは、背景画像の上に、枠の上下の画像を配置することにより、墨で書いた囲み表現ができています。こういった背景画像、背景色を画像をうまく使うことにより、さらに表現の幅が広がります。
テキストや、コンテンツの余白を表現するための透過GIF画像のことをスペーサーといいます。空白を表現することから、そう呼ばれています。 使用例としては、改行タグ(<br />)では表現しにくい、1行以下の余白を取るときや、hrタグの代わりに縦1pxのラインを引きたいときなどで度々使用されます。
ケータイではFlash Liteが使えます。Flash Liteは機種にもよりますが、3キャリアで使える機種が多いので、メニューのアニメーションやゲームなどによく使用されています。
Flash Liteの再生方法について、1つが全画面で再生し、キー操作に対応している「インタラクティブ再生」と、htmlに埋め込まれて、キー操作などは対応していない「インライン再生」の2つがあります。
「インタラクティブ再生」では、メニューやゲームなどユーザーが操作するページによく使用されています。最近ではマジョリカマジョルカなど、メニュー以外のページもすべてflashで構成されたケータイサイトも増えてきました。
「インライン再生」ではサイトの前に表示されるランディングアニメーションに使われたり、ページの先頭に埋め込み、華やかなアニメーションを付けたりとサイトのアクセントとしてよく使用されています。
ポスターや商品パッケージや名刺など、最近ではQRコードが印刷されたものを目にすることが多くなっています。商品を手に取って、その場でサイトにアクセスできる手軽さからでしょうか、特にコンビニの商品にはQRコードであふれています。
これが基本のQRコードになります。
白地に黒の印刷がよく見られる表現ですが、実はQRコードは汚れなどがあっても読み取れるようになっているので、多少改変しても十分に読み取ることができます。
最近では汚れの代わりにイラストを入れたり、モノクロだけじゃなくカラーにしたりと、かなりの多様性が出てきています(ただし携機種によっては、読み取りができなかったり、また読み取るまでにかなり時間がかかるものがあります) 。
今回紹介したものは、ケータイデザイン表現のほんの一部です。新しい記述方法や表現方法が次々と出てきている中で、抑えておきたい基本をご紹介しました。
ケータイデザインは、小さな画面の中でどう表現を工夫できるか? 3キャリアはどうやったら同じ見た目になるか? などなど、小さいながらも面白さや発見がいっぱい詰まっています。誰もケータイを所有していて、いつでもどこでもケータイサイトを見られる環境が広がる中で、いまからでも遅くない! ケータイデザイン始めてみませんか?
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