タッチでHTML5アプリが作れるTouchDevelop超入門iPad上でアプリ開発は、どこまでできるのか(1)(4/4 ページ)

» 2013年02月28日 17時00分 公開
[蜜葉優,@IT]
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TouchDevelopでループを回してみよう

 TouchDevelopの中で利用できるループには、「foreach」「for」「while」の3つがあります。今回はforeachを試してみましょう。

 foreachはcollection型の要素1つずつ取得して処理ができるループ構文です。前述のcollectionを以下のように書き換えてみましょう。

 collection型のstringsが定義できたら、その下の行で「foreach」をタップします。

 すると、foreachのコードが記述されます。

 stringsの要素に対してループを回すので、「for each e in strings do」となるように記述します。

 「do」以下に処理を記述します。今回は要素を順番に表示するようにしましょう。1つずつ取り出された要素は変数 e に格納されます。なので、「e → post to wall」とします。

 実行してみましょう。順番にstringsの要素が表示されます。

HTML5アプリとして作り、最後にWindowsストアに出店

 第1回はTouchDevelopの概要や動作デバイスそしてTouchDevelop特有のプログラミングスタイルについて紹介しました。

 また今回紹介した通り、TouchDevelopは基本的なプログラミングの教材としてとても良く、TouchDevelopがプログラミング学習のとっかかりになれば幸いです。今後は、TouchDevelopらしい面白いAPIなどについても取り扱っていきます。HTML5アプリとして作っていき、TouchDevelopはアプリをそのままWindowsストアに出店できるので、出店するまでを解説していきます。

 次回はTextBoxやButtonなどといったUIに作成、TouchDevelop上で公開されているさまざまなリソースの利用方法を紹介します。


著者プロフィール

蜜葉 優

蜜葉 優


1988年神戸生まれ。UIデザインからプログラミング、表現までやりたい、自称クリエイティブデザイナ


“さわってみたい”を創ることが目標。フィジカルコンピューティングなどの試作を行う傍ら、コミュニティ活動ではExpression Blendを中心としたセッションを行っている


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