iPhoneでWebページを開くと、モバイルに最適化された専用ページが表示されるのが一般的になってきた。しかし、例えばWebサービスの細かい設定を変更するには、PC向けWebページが必須の場合も少なくない。iPhoneでPC向けWebページを開く方法は?
対象ハードウェアとソフトウェア:iOS 7.x/iOS 8.x搭載のiPhone/iPod touch
※Androidスマートフォンでの操作方法については、次の記事を参照していただきたい。
スマートフォンが普及したことにより、多くのWebサイトがこうした携帯端末(モバイルデバイス)の小さな画面に特化したモバイル向けWebページに対応するようになった。そのため、従来からあるPC向けページをいちいち拡大しながら操作する、といった機会は大幅に減った。
しかし、それでもPCと比べると、スマートフォンのWebブラウザーで困ることはまだある。それは、PCではできるのにスマートフォンでは表示できないWebページの存在だ。
その画面の小ささ故、スマートフォン向けWebページはPC向けより機能を省いていることがよくある。特に、WebアプリやWebサービスの設定画面がスマートフォンからアクセスできない、という例はしばしば見かける。
そんな場合は、PC向けWebページを明示的に指定して表示すれば解決できることが多い。本稿ではその手順を説明する。対象はiPhone/iPod touchとする。
Androidスマートフォンについては、次のTIPSを参照していただきたい。
iPhone/iPod touchの場合、iOSのバージョンによって対処方法が異なるので、以下ではそれぞれ別々に説明する。
iOS8搭載のiPhone/iPod touchであれば、標準のWebブラウザーであるSafariでPC向けWebページを表示できる。
PC向けWebページが現れたら、表示したいページのURLをそのタブのアドレスバーに記入して、ページを開いてみよう。なお、[デスクトップ用サイトを表示]をタップしたときのタブだけが、PC向けに切り替わる(切り替えていない他のタブは、モバイル向けのままだ)。
iOS 7.xの場合、SafariにPC向けWebページを開く機能はない。そこで、PC向けWebページを表示できるWebブラウザーアプリをApp Storeからインストールし、Safariの代わりに利用すればよい。以下ではGoogleが無償で配布しているGoogle Chromeを例に挙げる。他のWebブラウザーについては本稿の最後でまとめて説明する。
インストールしたGoogle Chrome上で目的のWebサイトを開き、次のように操作する。
PC向けWebページが現れたら、表示したいページのURLをそのタブのアドレスバーに記入して、ページを開いてみよう。なお、[PC版サイトをリクエスト]をタップしたときのタブだけが、PC向けに切り替わる(切り替えていない他のタブは、モバイル向けのままだ)。
App Storeから無償で配布されている代表的なWebブラウザーで、PC向けWebページを表示する方法を以下に記す。
ブラウザーの名称とApp Storeへのリンク | PC向けWebページを開く手順(概要) |
---|---|
Mercuryウェブブラウザ | 画面下端のメニューボタン−[UA]とタップし、「IE 〜」「Chrome」などを選ぶ |
Opera Mini Web ブラウザ | 画面下端のOperaアイコン−[設定]−[User Agent]とタップし、「デスクトップ」を選ぶ |
Puffin Web Browser Free | 画面右上のメニューボタン−[設定]−[ユーザーエージェント]とタップし、「デスクトップ」を選ぶ |
ドルフィンブラウザ | 画面下端のメニューボタン−[設定]とタップし、[デスクトップモード]をオンにする |
他のWebブラウザーでPC向けWebページを表示する手順 |
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