WindowsでDropboxを使っていると、ドライブ容量の不足などによって同期フォルダーの場所を変更したくなることがある。その方法は?
対象サービスとソフトウエア:Dropbox、Windows OS
WindowsにDropboxのクライアントソフトウエアをインストールすると、オンラインストレージとローカルドライブの間で自動的にファイルが同期される。これにより、別のPCやスマートフォン、タブレットで更新されたファイルが自動でローカルに同期(コピー)されるため、いつでもどこでも最新のファイルにアクセスできて大変便利だ。
ただ、使い込んでいくうちにローカルのドライブ容量の不足に悩まされることがある。というのも、Dropboxがデフォルトで同期するローカルのフォルダー(同期フォルダー)は、ユーザープロファイルフォルダー直下の「Dropbox」、すなわちWindowsシステムと同じドライブにあるからだ(たいていはC:ドライブだ)。
ここには、他のユーザーデータやアプリケーション本体なども保存されるため、空き容量が不足することがままある(特に、Dropboxの容量追加の有償オプションを利用している場合)。
そんな場合、Dropboxの同期フォルダーを別の場所(ドライブ)に移せばよい。本稿ではその手順を説明する。
以下のメニューやダイアログのスクリーンショットが実際の手元のWindows PCと異なる場合は、Dropboxのクライアントソフトウエアのバージョンが古い可能性がある(掲載しているのはVer. 3.4.1。バージョン番号は通知領域にあるDropboxアイコンにマウスカーソルを乗せると表示される)。最新版のクライアントソフトウエアはDropboxのサイトからダウンロードできる。
WindowsでDropboxの同期フォルダーの場所を変更するには、まず、無用なトラブルを避けるためにオンラインストレージとの同期を完了させておく。
次に、常駐しているDropboxのクライアントソフトウエアの設定ダイアログを開き、[アカウント]タブで同期フォルダーのパスを変更する。同期フォルダー内のファイル/フォルダーは、新しいパスへ自動的に移動されるため、手動でコピーや移動をする必要はない。
新しい同期フォルダーへのファイル/フォルダーの移動が終わったら、エクスプローラーの[お気に入り]にあるDropboxフォルダーへのリンクをクリックしてみよう。従来と変わらないファイル/フォルダー一覧が表示されるのと同時に、エクスプローラーのアドレスバーには、新たな同期フォルダーのパスが表示されるはずだ。
元の同期フォルダーは、移動作業の最後に自動で削除されるので、手動で削除する必要はない。
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