TableViewで使用するセルを追加していきます。
Storyboard上の「Asset View Controller」(一つ前の手順でAssetViewControllerクラスに関連付けたTableViewController)には元から1つのセルが配置されていました。AssetViewControllerでは2種類のセルを使用するので、もう1つセルを追加します。
「ユーティリティエリア」下半分のリスト内の「Table View Cell」を選択し、既存のセルの下までドラッグしてください(図20)。
また、一つ目のセルにはカスタムクラスとしてImageCellクラスを関連付けます(図21)。
このセルには写真を表示したいので、セルの子要素としてUIImageViewを追加します。
「ユーティリティエリア」下半分のリスト内の「Image View」を選択し、既存の「Image Cell」の真ん中辺りにドラッグしてください(図22)。
「Image Cell」のView階層が図23の通りになれば完了です。
「Image Cell」で表示する写真は以下の条件を満たすようにします。
正方形、縦長の写真の場合は図24のような表示になります。
以下のように実装することで図24のような表示にすることができます。
「2」はAssetViewController側で実装するので、ImageCell側は「1」を満たすように実装します。
図23でも示しましたが、ImageCellの子要素は以下のようになっています。
UIImageViewとContentViewとの間にAutoLayoutの制約を適切に追加することで、「1」を満たすようにすることができます(図25)。
Storyboard上の「Image View」に制約を追加しましょう。「Image View」を選択した状態で、[エディターエリア]右下の[Pin]メニューをクリックし、AutoLayoutの制約(Constraints)を追加するポップアップ画面を表示します(図26)。
「Constrain to margins」横のチェックボックスのチェックを外し、上部の4個所の線をそれぞれクリックして赤い線になるようにします(図27)。
これで「Image View」と隣り合うView(ここではContentView)との間の距離の制約が有効になります(次へ続きますので、ポップアップ画面は閉じないでください)。
そして、上部の4箇所のテキストボックスに「0」を入力して、下部の「Add 4 Constraints」をクリックします(図28)。
ポップアップ画面が閉じて、実際に制約が追加されます。
StoryboardでViewの階層を確認すると、制約が追加されているのを確認できます。また、ユーティリティエリアで、サイズインスペクターを選択しても制約を確認できます(図29)。
ImageCellのレイアウトに関する設定は以上です。
ImageCellクラスのソースコード上からUIImageViewを扱えるように、Storyboardファイルから「アウトレット」を接続します。
アウトレットを接続する手順は、本連載の第3回目の記事「Swiftでの変数の定義、Xcodeでのアウトレット接続、iOSシミュレーターへの画像素材追加]でViewControllerクラスとMapViewを接続した手順と同様です。
[control]キーを押しながら、Storyboard上の「Image View」を「ImageCell.swift」のawakeFromNibメソッドの上までドラッグし、ドロップします(図30)。
アウトレットの設定内容を聞かれるので、Name項目に「assetImageView」と入力し、「Connect」ボタンをクリックします(図31)。
アウトレット接続直後のImageCell.swiftファイルのコードは以下の通りです。
import UIKit class ImageCell: UITableViewCell { @IBOutlet weak var assetImageView: UIImageView! // 追加されたプロパティ override func awakeFromNib() { super.awakeFromNib() // Initialization code } override func setSelected(selected: Bool, animated: Bool) { super.setSelected(selected, animated: animated) // Configure the view for the selected state } }
assetImageViewプロパティはクラスの内部からしか使用しないので、以下のようにprivateを指定するように修正します(4行目を修正)。
import UIKit class ImageCell: UITableViewCell { @IBOutlet private weak var assetImageView: UIImageView! // "private" を指定 override func awakeFromNib() { super.awakeFromNib() // Initialization code } override func setSelected(selected: Bool, animated: Bool) { super.setSelected(selected, animated: animated) // Configure the view for the selected state } }
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