まず新しいプロジェクトを作成する。今回は「ThreeD_Character」というプロジェクト名にしておく。プロジェクトが作成できたら、ランチャーから「マーケットプレイス」を選択する。「Character and Animations」から、「アニメーションスターターパック」を選択する(図21)。
クリックすると「プロジェクトに追加する」画面が表示されるので、「プロジェクトに追加する」をクリックする。選択するプロジェクトの画面が表示されるので、今回の「ThreeD_Character」を選択する(図22)。「プロジェクトに追加」ボタンが使用可能になるので、クリックする。ランチャー画面を閉じる。
「コンテンツブラウザ」内に「AnimStarterPack」フォルダーが作成され、「Character」フォルダー内に各種キャラクターが格納されている(図23)。
図23の一番左の「Aim_Space_Hip]をビューポートにドラッグ&ドロップする(図24)。
次に、「モードパネル」の「全てのクラス」から「カメラ」を配置し、「CameraActor」内に「HeroTPP」が表示されるように、カメラを設定しておく(図25)。カメラの「詳細」から「Auto Activate for Play」に「Player 0」を指定しておく。
「ツールバー」の「プレイ」を実行すると図26のように表示される。
これで実行すると、これだけでもキャラクターは動く。次は、別な動作を指定してみよう。
「アウトライナー」内の「HeroTPP」を選択し、「詳細」の「Animation」にある、「Animation Mode」を「Use Animation Asset」にする(図27)。
図27の「Animation Mode」の下に「Anim to Play」という項目が表示される。横に表示されている「▼」アイコンをクリックすると、各種アニメーションの種類が表示され、アニメーションのアセットを選択できる。今回は、この中から「Crouch_Walk_Lt_Rifle_Hip」を選択してみた(図28)。
この選択された、アニメーションアセットでキャラクターが動くようになる。「Animation」の「Looping」と「Playing」にチェックが付いているのを確認しておこう。
では、これで、「プレイ」で実行してみよう。動画3のような動きになる。
以上で終わりだ。今回の処理は、UnityではAnimation処理に該当するだろう。いろいろなAnimationが用意されていて、そのAnimationを「3Dキャラクター」に適用する点が、UE4と同じだが、今回紹介する基本的な部分では、UE4の方が分かりやすいかもしれない。
6回の連載で、UE4の基本的な部分のみを解説してきた。まだまだ、紹介したい処理はあるが、また機会があれば応用編としてお目にかかりたいと思う。長い間お付き合いありがとうございました。この連載が、皆さまにとってUnreal Engineへの興味の素となれば、うれしい限りだ。
薬師寺国安事務所代表。Visual Basicプログラミングと、マイクロソフト系の技術をテーマとした、書籍や記事の執筆を行う。
1950年生まれ。事務系のサラリーマンだった40歳から趣味でプログラミングを始め、1996年より独学でActiveXに取り組む。
1997年に薬師寺聖とコラボレーション・ユニット「PROJECT KySS」を結成。
2003年よりフリーになり、PROJECT KySSの活動に本格的に参加。.NETやRIAに関する書籍や記事を多数執筆する傍ら、受託案件のプログラミングも手掛ける。
Windows Phoneアプリ開発を経て、現在はWindowsストアアプリを多数公開中。
Microsoft MVP for Development Platforms - Client App Dev (Oct 2003-Sep 2012)。
Microsoft MVP for Development Platforms - Windows Phone Development(Oct 2012-Sep 2013)。
Microsoft MVP for Development Platforms - Client Development(Oct 2013-Sep 2014)。
Microsoft MVP for Development Platforms-Windows Platform Development (Oct 2014-Sep 2015)。
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