mijinクラウドチェーンの無料βプログラムを発表していたテックビューロが、申し込み企業と実証実験の目的などを公表した。15カ国、167件の内訳を見ると、金融以外にも多様な用途で検討されていることが分かる。
プライベートブロックチェーン技術を開発しているテックビューロは2016年1月29日、さくらインターネットと共同で用意した実証実験用の「mijinクラウドチェーンβ」への申し込み状況をブログで公開した。
アルゼンチン、ベルギー、ブラジル、中国、チェコ、香港、インド、インドネシア、イタリア、オランダ、スペイン、トルコ、イギリス、米国、日本を含む、15カ国から合計167件の申し込みがあったという。
mijinクラウドチェーンβへの申し込みは2015年12月16日から開始。2016年1月から無料で提供すると発表していた(参考)。申込者には、リソースを確保次第、順にアカウント情報を知らせるという。
テックビューロは、実証実験用に申し込んだ下記21社の国内企業を公開している(五十音順)。
申込者から申請された利用用途は以下の通りとのこと。
業 種 | 用 途 |
---|---|
金融 | 送金サービス、銀行の実証実験、デリバティブ取引システム |
アセット管理・決済 | プリペイドカード、ポイントカード、ポイント交換、独自コイン、マイレージ、オンラインゲーム通貨、社内通貨 |
取引システム | クラウドファンディング、受発注システム、収納代行、Eコマース、在庫管理、請求管理 |
登記・記録 | 不動産契約 |
法務 | 契約の管理 |
レピュテーション | CtoC信用判定 |
社内システム | 社員記録、勤怠管理 |
医療 | 医療機器の測定データ、医療画像解析、データのセキュリティ |
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