Webブラウザの閲覧履歴やCookie情報をPCに保存したくないときは、シークレットモード(シークレットウィンドウ)が便利です。主にWindows 10/11を対象として、Google Chromeを素早くシークレットモードで開く方法を紹介します。
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「Google Chromeのインストールから基本的な使い方まで」で記したように、Google Chrome(以下、Chrome)には「シークレットモード(シークレットウィンドウ)」という機能があります。
このモードでWebブラウジングすると、Chromeを実行しているPCに「閲覧履歴」「パスワード」「Cookie」といったプライベートに関わる情報を残さずに済みます(完全ではないですが)。
また各種サービスにログインしない状態でChromeを起動できるため、パーソナライズ機能(ログイン中に記録されたユーザーの操作を基に、最適なサービスをカスタマイズして提供する機能)を「オフ」にしてサービスを利用できます。
例えばGoogle検索で特定ページの検索順位を調べるような場合、通常のモードでは過去の検索履歴などにより検索順位が変わってしまうことがあります。しかしシークレットモードを使うと、パーソナライズ機能が「オフ」になることから、過去の検索履歴などに影響されない検索順位を調べることができます。
また、パーソナライズに左右されずにWebアプリの挙動をテストしたい場合にも有用です。
このようにシークレットモードは、さまざまな場面で活用できる便利な機能です。本稿ではWindows 10/Windows 11やmacOS向けのChromeを対象として、この機能をなるべく素早く呼び出す方法を複数紹介します。
Windows 10/11で、いったんChromeを起動してからタスクバーにピン留めします。
これでタスクバー上のChromeのアイコンを右クリックして表示されるメニューで、[新しいシークレットウィンドウ]をクリックすると、比較的素早くChromeのシークレットモードを起動できます。
この方法だと、Chromeをまだ起動していない状態でもシークレットモードで開けます。
macOSの場合、あらかじめDockにChromeを登録しておき、そのアイコンを右クリック(タッチパッドなら2本指でタップ)して表示されるメニューで[新規シークレット ウィンドウ]をクリックすると、Windows OS同様、比較的素早く起動できます。
この方法だと、Chromeをまだ起動していない状態でもシークレットモードで開けます。
もっと素早く起動するには、以下のキーボードショートカットが便利です。
ただし、いずれもChromeを起動してアクティブにした状態でキーボードショートカットを押す必要があります。
頻繁にシークレットモードを利用するのであれば、シークレットモードで起動するためのオプション「--incognito」を付けたChromeのショートカットを作成しておくとよいでしょう。既にChromeのショートカットがデスクトップにあるような場合は、それをコピーしてから「--incognito」オプションを付けてもよいです(手順は後述)。
Windows 10/11でChromeのショートカットを作成するには、Chromeの実行ファイル「chrome.exe」を右クリックして、メニューから[ショートカットの作成]を選択します。chrome.exeは以下のいずれかのフォルダにあることが多いです。
chrome.exeのあるフォルダが見つからないような場合は、少々面倒ですが、以下の手順で探せます。
まずChromeを起動してから、[Ctrl]+[Shift]+[Esc]キーを押すなどしてタスクマネージャーを起動します。タスクマネージャーのウィンドウ左下隅に「詳細」と表示されていたら、その「詳細」をクリックして詳細表示に切り替えます。
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