ワーケーションから移住まで一通りできる場所の1つが、沖縄県の宮古島だ。宮古島がある宮古島市は、サテライトオフィスの誘致やテレワーク実践の場を作る活動を積極的に行っている。
宮古島は沖縄本島と台湾のほぼ中間にある離島で、東京からは約2000キロ離れている。人口は5万4000人。主要産業はサトウキビやマンゴーなどの農業、マグロ漁などの漁業、モズクや海ぶどう栽培などの水産業。近年では観光業も急速に伸びている。
宮古島はさんご礁が隆起してできた島で、大きな川がなく、海に土砂が流れ込まないため、周辺の海が独特の美しさと青さを持っている。砂浜が白いのはさんご礁の死骸からできているためだ。なお、ハブはいない。
宮古島単体の面積は159キロ平方メートル。神奈川県川崎市よりも広く、茨城県の霞カ浦より小さい。周辺の島を合わせた宮古島市全体の面積は200キロ平方メートルを超え、沖縄の離島の中では石垣島に次ぐ大きさだ。
自然のイメージが強いものの、生活の利便性は高い。都内でもおなじみの「マックスバリュ」「マクドナルド」「ヤマダ電気」「ツタヤ」があり、2016年夏には「ドン・キホーテ」も開店した。
「ファミリーマート」がほとんどだが、コンビニもあるし、Amazonの荷物は注文してから3〜4日で届く。生活には車が必須ではあるものの、軽自動車でのんびり運転している住民が多く、都会のような高度な運転技術は必要なさそうだ。駐車場代も高くない。ポケモンGOのポケストップやジムも多数ある。
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