IT企業の誘致を積極的に行ったり、エンジニアが働きやすい状況を作り出したりしている県や市などを、私たちは「IT先進エリア」と呼んでいます。今回はその一部を紹介します。
都内のIT企業から根強い人気があるエリア。AIを軸に産学官連携で地域経済の活性化を目指しています。
東北の中心地。震災復興の意味も込めて、IT企業の進出が増えました。現在では、人口増加エリアもあります。
東京都心から近いのが大きな特徴です。立地的に恵まれた環境にあり、IT関連のイベントも頻繁に開催しています。
ファッション、食文化など、あらゆる文化をリードしてきた、都会の老舗。以前は医療分野での誘致が多かったのですが、最近はIT企業にも目を向け始め、スタートアップ支援などにも積極的に取り組んでいます。
関西のリゾート地としても知られる南紀白浜が人気です。自治体が用意したシェアオフィスが埋まるなど、「東京ではできない働き方」を実現すべく、企業の進出が進んでいます。
Ruby開発者のまつもとゆきひろさんがいらっしゃることもあり、Web系企業の立地が進んでいます。Iターンで島根に移り住んだエンジニアたちでコミュニティーが形成されており、シングルで移住してくるエンジニアもたくさんいます。
神山町を中心としたIT企業群が形成されており、徳島県全体で企業立地も進んでいます。今は特に、「にし阿波エリア」といわれる県西部が人気です。
県南にある日南市が2017年に13社もの企業誘致に成功しました。一度訪れたらハマって帰れなくなる、という話を頻繁に聞きます。
男性よりも女性が多く、20代の人口が多い、若者人気の高いエリアです。IT企業の進出もかなり増えています。中心地は栄えていながら、少し離れると適度な田舎も味わえるバランスの取れた立地も魅力です。
八幡製鉄所があり、そもそも「モノづくり」の都市として形成されてきた北九州市は、現在は「IT×モノづくり」でIoTに取り組む企業を支援しています。九州で唯一の24時間運用可能な海上航空もあります。
「U&Iターンの理想と現実:マクロ編」、次回はIT先進エリアの取り組みや魅力を紹介します。
全国各地のU&Iターンエンジニアたちが、地方での生活の実情や所感などをセキララに伝えます。Uターン、Iターン、Jターンに興味のある方は、ぜひ参考にしてください。
現在、または元ITエンジニアかIT企業社員、かつ現在住んでいる地域へUターン/Iターン/Jターンし、記事執筆に興味のある方は、下記まで連絡ください。
シビレ 代表取締役CEO 豊田昌代
人口減や過疎化が進む地方に若い人たちを増やし、活性化させたいという思いで起業。全国各地で始まるIT企業支援の取り組みを、実際に訪れ体感し、OFF TOKYOしたいエンジニアの方々へのサービスに生かしています。
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