Chromeリモートデスクトップで「文字がつぶれたりぼやけたりする」「文字が小さすぎる」「解像度が下がってしまう」といった不満はありませんか? Chromeリモートデスクトップの設定を変更することで、これらの問題を解消する方法を紹介します。
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「Chromeリモートデスクトップ」で、自宅のPC(ローカルPC)からオフィスにあるPC(リモートPC)を操作している際、「文字(フォント)がぼやけている」「文字が小さすぎて読みにくい」「リモートの画面解像度が下がっていて操作しにくい」といった不満を感じたことはありませんか?
そのような場合、Chromeリモートデスクトップの設定を変えると解決することがあります。本記事では、Windows 10を対象として、文字表示に関するトラブルの対策方法を具体的に説明します。いずれも変更すべき設定個所は「セッションのオプション」欄内だけです。
リモートPCのデスクトップ内に表示されている文字がかすれている、あるいは文字の一部が欠けている、というように文字がはっきりと見えない場合は、まず[スムース スケーリング]チェックボックスにチェックを入れて「オン」にしてみましょう。
これで上記のスクリーンショットのように、文字の欠けがなくなって滑らかになるはずです。
Chromeリモートデスクトップの設定変更を繰り返していると、[スムース スケーリング]を「オン」にしても依然として文字のつぶれやかすれが直らないことがあります。そのような場合は、[スムース スケーリング]を「オン」にしたまま、いったんChromeリモートデスクトップの接続を終了してから、対象のリモートPCに接続し直してみましょう。
ローカルPCのChromeのウィンドウサイズに対して、リモートPCの画面解像度が高いと、ウィンドウ内に収まるようにリモートデスクトップが縮小される結果、文字が小さくなって、文字の判読が難しくなることがあります。
そのような場合は、[ウィンドウに合わせてサイズ変更]チェックボックスにチェックを入れて「オン」にしてみましょう。
すると、ローカルのChromeのウィンドウサイズに合わせて、大幅な拡大/縮小表示にならないようにリモートの画面解像度が自動的に下がる結果、文字が大きくなります。
リモートの解像度を下げないようにするには、ローカルPCにもっと大きなディスプレイを用意するなど、ローカルPCの画面解像度を上げて、Chromeのウィンドウを広げる必要があります。
リモートPCに複数のディスプレイを接続している環境では、[ウィンドウに合わせてサイズ変更]を「オン」にしてからChromeリモートデスクトップのウィンドウサイズを変えても、自動的にリモートの画面解像度が変わらない(調整されない)ことがあります。その場合は、手動で画面解像度を変えてみましょう。Windows 10であれば、壁紙を右クリックして表示されるメニューで[ディスプレイ設定]を選び、表示された[設定]アプリの「ディスプレイ」画面の[ディスプレイの解像度]を変更します。
以上の手順で文字を滑らかに、かつ大きく表示させると、今度は文字の「ぼやけ」が気になることがあります。
そのような場合は、[ウィンドウに合わせる]チェックボックスを「オフ」にしてみましょう。
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