Chromeリモートデスクトップでローカル ⇔ リモート間でのファイル転送をしたくなったことはありませんか? その操作手順と注意点、制限を説明します。
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ChromeリモートデスクトップでリモートPCのデスクトップを操作しながら作業をしていると、ローカルPCとリモートPCの間で何らかのファイルを渡したい(転送したい)ことがあるのではないでしょうか。
通常、Windows PC同士ならエクスプローラとコピー&ペーストを使えば、簡単にファイル転送ができます。しかしChromeリモートデスクトップの場合、コピー&ペーストではローカル ⇔ リモート間でファイルを転送することができません。
そのため、ローカル ⇔ リモート間でファイルを転送したい場合、OneDriveなどのオンラインストレージを使っているのではないでしょうか。
実はChromeリモートデスクトップでも、デフォルトでローカル ⇔ リモート間のファイル転送が可能です。本記事ではWindows OS版Chromeを対象として、その手順や注意点、制限などを説明します。
ローカルPCからリモートPCへファイルを転送(Chromeリモートデスクトップでは「アップロード」と呼ばれます)するには、以下の手順を実行します。
リモートPCに転送されたファイルは、そのデスクトップに保存されています。
リモートPCからローカルPCへファイルを転送(Chromeリモートデスクトップでは「ダウンロード」と呼ばれます)するには、以下の手順を実行します。
ローカルPCに転送されたファイルは、Chromeのデフォルトのダウンロードフォルダに保存されています。これは、Chromeの通常のダウンロードファイルと同様に、ファイル名の右側の▼アイコンをクリックすると、直接ファイルを開いたりダウンロードフォルダをエクスプローラで開いたりできます。
ただし、Chromeリモートデスクトップでは、最大500MBのファイルしか転送できません。それを超えるサイズのファイルを転送しようとすると、以下のスクリーンショットのようなエラーが発生して、転送に失敗します。
これはアップロードとダウンロードのどちらにもある制限です。回避するには、このファイル転送機能を使わず、オンラインストレージなど別の方法を利用せざるを得ません。
会社などの組織内では、セキュリティやプライバシーの観点から、システム/ネットワーク管理者によってChromeリモートデスクトップのファイル転送機能が無効化(禁止)されていることがあります。
このとき、Chromeリモートデスクトップの設定パネルには、以下のように「リモートのパソコンはファイル転送に対応していません。」と表示され、アップロードもダウンロードもできません。
このような場合は、管理者に問い合わせて有効化してもらうか、別の方法でファイルを転送する必要があります。
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