「実現したい100のリスト」を作ったら、人生が楽しくなった仕事が「つまんない」ままでいいの?(97)(2/3 ページ)

» 2023年01月18日 05時00分 公開

実現したいことを書き出す4つのポイント

 お正月から数日間、実現したいこととじっくりと向き合いました。正直なところ、まだ60個ぐらいまでしか書き出せていません。でも書き出してみて、何となく「実現したいことを書き出すためには、幾つかのポイントがあるな」と感じました。

 幾つか紹介すると……。

1 現在進行形で書く

 1つ目は、「現在進行形で書き出す」ことです。

 通常、実現したいことを書き出す場合、「○○の資格を取る」のように、「まだ、それを実現していない私が、将来実現したいこと」を書き出すケースが多いと思います。時間軸でいうと、「自分は現在にいる」状態ですね。

 でも実際に書き出してみたら、「まだ、それを実現していない私が、将来実現したい願望」よりも、「既にそれを実現している状態」で表現した方が、具体的な状況をイメージし、気分を味わいやすくなると感じました。

 つまり、言葉の語尾を「○○を実現する」「○○したい」といった「現在から見た、未来に対する願望」ではなく、全ての語尾を「○○している」「○○になっている」のように、「既にそうなっている状態」を現在進行形で表現するのです。

 実現したいことが、ハードルが高過ぎて難しそうなことや非現実的なことの場合、「とはいえ、そんなの無理だろう」という気持ちも同時に抱きやすいものですが、現在進行形にすると、「現在から未来を見る」のではなく、「既に未来にいる」感じになり、実現した状態を味わいやすくなります。

 ちょっとしたTipsですが、結構効果的でした。

2 時間の制約を取り払う

 2つ目は、「時間の制約を取り払う」ことです。

 通常は、「1年の計」みたいにするなら、「2023年に実現したいこと」のように、時間的な制約を設けると思います。

 ただ、時間の制約を設けると、どうしても「1年間で○○を達成するぜ!」のような短期的な目標や義務感になってしまいがちで、考えてもあまり楽しくありません。

 それよりも、それが実現するタイミングは分からないけれど、「近い将来、こうなっていたらいいな」ぐらいの時間軸で捉えた方が、考えるのが楽しかったです。また、時間の制約を設けないことで、「今年1年」というよりは、「人生を楽しみながら実現したいことリスト」のような感じになりました。リストを定期的に見直しながら、今後もメンテナンスしていこうと思います。

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