よく耳にするけれど実はあまり理解していなかった「SoR、SoE」の違いを学ぼうビジネスパーソンのためのIT用語基礎解説

IT用語の基礎の基礎を、初学者や非エンジニアにも分かりやすく解説する本連載、第14回は「SoR、SoE」です。ITエンジニアの学習、エンジニアと協業する業務部門の仲間や経営層への解説にご活用ください。

» 2023年11月22日 05時00分 公開

この記事は会員限定です。会員登録(無料)すると全てご覧いただけます。

1 SoR、SoEとは

 「SoR」と「SoE」は、それぞれシステムの分類を表す用語です。

 SoRは「System of Record」の略語で、記録することを主目的とした情報システムを指します。SoEは「System of Engagement」の略語で、こちらは顧客とのつながりを主目的とした情報システムを指します。

 従来、情報システムは企業の業務遂行に用いられ、SoRの設計思想で構築されるものがほとんどでしたが、近年は顧客ニーズの多様化などからSoEを用いた顧客との関係強化の重要性が増しています。

2 SoRとSoEの違い

 SoRは上述の通り記録することを目的としたシステムであるため、安定性や正確さが求められ、システムやデータ構造において変化が少ないものです。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

スポンサーからのお知らせPR

注目のテーマ

Microsoft & Windows最前線2025
AI for エンジニアリング
ローコード/ノーコード セントラル by @IT - ITエンジニアがビジネスの中心で活躍する組織へ
Cloud Native Central by @IT - スケーラブルな能力を組織に
システム開発ノウハウ 【発注ナビ】PR
あなたにおすすめの記事PR

RSSについて

アイティメディアIDについて

メールマガジン登録

@ITのメールマガジンは、 もちろん、すべて無料です。ぜひメールマガジンをご購読ください。