本連載は、PowerShellコマンドレットについて、基本書式からオプション、具体的な実行例までを紹介していきます。今回は「Get-Disk」コマンドレットを解説します。
この記事は会員限定です。会員登録(無料)すると全てご覧いただけます。
本連載では、Windows PowerShellの基本的なコマンドレットについて、基本的な書式からオプション、具体的な実行例までを分かりやすく紹介していきます。今回は、コンピュータに接続されたディスクの情報を取得する「Get-Disk」コマンドレットです。
コンピュータに接続されているディスクの情報を参照したい場合、GUIの管理ツールなどではどこを参照すればよいでしょうか。真っ先に思い付くのは「ディスクの管理」ツールからディスクを選択して、参照したいディスクの「プロパティ」を確認することでしょう(画面1)。
確かに、ディスクの情報は参照できますが、リストから参照したい情報を選択するという網羅性に欠ける参照方法である感は否めません。
「Get-Disk」は、ディスクの各種情報をひと目で参照可能なコマンドレットであり、多くの詳細情報を取得することができます。
また、ディスクの設定変更をPowerShellで行う場合、対象となる物理ディスクを指定する必要がありますが、Get-Diskコマンドレットで対象を特定して、操作系コマンドレットに引き渡すなど、ディスク操作の起点コマンドレットとして非常に重宝します。
その他、パーティションやドライブレターからディスクを特定する際にも、Get-Diskコマンドレットは有効です。論理情報からディスクを特定する方法については、別途論理情報を参照するコマンドレット群を取り扱う際に解説します。
オプション | 意味 |
---|---|
-Number | 指定した番号のディスクの情報を取得する。省略可能 |
-UniqueId | ディスクに割り当てられた唯一のID(ユニークID)を持つディスクの情報を取得する。省略可能 |
オプションを指定せずにGet-Diskコマンドレット実行すると、コンピュータに接続されたディスクをテーブル形式で表示します(画面2)。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.