Windowsを中心とした記事の執筆という仕事柄、筆者はWindowsやWindows Serverのクリーンインストールをよく繰り返します。ちょっとした確認のためだけなら、関係のない既定の設定をいじることはないのですが、しばらく残しておきたいという場合は、自分が使いやすいように環境をカスタマイズします。そんなとき、筆者が必ず行う幾つかのことを紹介します。
この記事は会員限定です。会員登録(無料)すると全てご覧いただけます。
2023年11月1日に「Windows 11 バージョン23H2(Windows 11 2023 Update)」がリリースされました。仕事柄、リリース直後にさまざまな方法で複数の「Windows 11 バージョン22H2」デバイスと仮想マシン(Hyper-V VM、以下VM)のアップデートを実施しました。
その中の1つのVMでは、機能更新プログラムをいち早く受け取るように「利用可能になったらすぐに最新の更新プログラムを入手する」をオンにして、「更新プログラムのチェック」をクリックしても機能更新プログラムが利用可能にならなかったため、「Windows 11ダウンロード」サイトから「Windows 11インストールアシスタント」をダウンロードしてアップデートしたのですが、8時間以上経過してもインストールの進捗(しんちょく)状況は99%のまま、全く進行しないというトラブルに遭遇しました(画面1)。
問題は「Windows 10」でも発生することがあるようで、Microsoftのサイトで以下の回避策が公開されています。
今回は評価用VMなので問題回避は試みずに、VMの仮想ハードディスク(VHDX)を削除して再割り当てし、Windows 11 バージョン23H2を新規にクリーンインストールすることにしました。このVMはWindows 11 バージョン21H2、バージョン22H2とアップデートしてきたもので、容量可変タイプのVHDXが肥大化し、断片化していることもあってか、日常的に動作が遅いと感じていたので、評価用VMをリフレッシュする良い機会だと思ったのです。
そこで今回は、クリーンインストール時に、他のWindows 10/11の物理デバイスでも使用している「Microsoftアカウント」でセットアップしました。クリーンインストール直後は設定が初期化されるため、筆者にとって使い勝手の良いものではありません。今後も使用する上で、少しカスタマイズしておこうと思います。筆者にとっての「クリーンインストール後にしておきたいリスト(短い方)」を紹介しましょう(長い方のリストもありますが、一般ユーザー向けではありませんので)。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.