息子がプログラミング会社の社員になりました。
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「PCに詳しい保護者の方、いませんか?」
小学2年生(当時)の息子の学校公開(昔でいうところの授業参観)の冒頭、担任がパニックになっていました。PCがフリーズしていたのです。
その日の授業は、「自分の小さなころのことを親から取材して、子どもたちが前に出て発表する」というプログラム。先生のPCには、子どもたちから預かった小さなころの写真が収まっていました。発表する子は前に立ち、小さなころの写真をスクリーンに投影しながらプレゼンする、という流れのはず、だったのですが……。
ITを学校教育に生かす動きが活発化していますが、マシントラブルなどの予期せぬ問題が起きることも。同じ公立小学校でも、マシンのスペックや授業のIT化の度合いに、学校ごと、地域ごとに格差があります。
冒頭のシーンに戻ります。
フリーズしたPCを前に焦りが募る先生。「これ、再起動していいのかな? データ消えちゃったりしないかな? 保護者の方、PCに詳しい人いませんか?」。
教室の後ろに立つ保護者から、手は挙がりません。私は「たぶん再起動するしかないよね」と思ったのですが、データが消えないと言い切ることができず、PCに詳しいかと聞かれると自信はない……と思って名乗り出ることができませんでした。
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