調査会社SlashDataは、用途や人気が異なる6つのDevOpsテクノロジーがソフトウェアデリバリーにどう影響を及ぼしているのか調査した結果を発表した。SlashDataは「大規模な開発チームが導入することで最大の効果を発揮できる」として3つのDevOpsテクノロジーを挙げている。
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調査会社SlashDataは2024年6月27日(米国時間)、6つのDevOpsテクノロジーがソフトウェアデリバリーにどう影響を及ぼすのか調査した結果を発表した。同調査は、2023年第3四半期に実施された「State of the Developer Nation 25th Edition」で収集されたデータに基づいている。
SlashDataは「DevOpsは重要だが、全てのDevOpsプラクティスが企業の状況に適しているとはいえない。無差別にDevOpsに取り組むとプロセスが過度に複雑になる可能性もある」と述べている。
SlashDataは、開発者のソフトウェアデリバリーのパフォーマンスを明らかにするために、7820人のDevOps専門家を対象に、ソフトウェアデリバリーのパフォーマンスを示す指標であるDORA(DevOps Research and Assessment)メトリクスを使用して調査した。
項目 | 4ポイント(卓越) | 3ポイント(良好) | 2ポイント(発展途上) | 1ポイント(要改善) |
---|---|---|---|---|
変更のリードタイム | 1日未満 | 1日~1週間 | 1週間~1カ月 | 1カ月以上 |
デプロイ頻度 | 1日に複数回 | 1時間に1回~1週間に1回 | 1週間に1回~1カ月に1回 | 1カ月に1回未満 |
平均サービス復旧時間(MTRS) | 1時間未満 | 1時間~1日 | 1日~1週間 | 1週間以上 |
変更失敗率(CFR) | 15%以下 | 16~30% | 31~45% | 46%以上 |
DORAメトリクスの詳細 総合評価(4つの指標の合計点)に基づき、13~16点をハイパフォーマー、8~12点をミドルパフォーマー、4~7点をローパフォーマーとして分類している |
SlashDataは、小規模チーム(5人以下の開発者)、中規模チーム(6~50人の開発者)、大規模チーム(51人以上の開発者)において、ソフトウェアデリバリーのパフォーマンスと用途や人気が異なる6つのDevOpsテクノロジーがどのように関連しているか調査した。
調査対象としたのは「アジャイルプロジェクト管理ツール」「コラボレーション/ナレッジ共有ツール」「アプリケーションパフォーマンス監視(APM)/オブザーバビリティツール」「セルフホスト型CI/CD(継続的インテグレーション/継続的デリバリー)ツール」「マネージドCI/CDサービス」「インシデント管理」の6つだ。
SlashDataは6つのDevOpsテクノロジーを導入することが、ソフトウェアデリバリーのパフォーマンスを向上させる確率(テクノロジーを使用しない場合と比較した確率比)にどう影響するかを、チームの規模ごとにモデル化した。モデル化の過程では、全てのモデルにおいて、開発者の経験レベル、地理的な場所、関与しているプロジェクトの種類などを考慮したという。
調査結果のハイライトは以下の通り。
一方、インシデント管理ツールは小規模チームにおいて、生産性向上の確率をわずかに減少させることも分かったという。SlashDataは「開発者が5人以下のチームにおいて、インシデント管理ツールを必要とする場合、非常に複雑なプロジェクトに取り組んでいるか、ワークフローやサービスが過度に複雑化している可能性があるためだ。どちらの場合も、ソフトウェアデリバリーにより多くの時間が必要となる」と述べている。
「エンタープライズの開発チームは、インシデント管理ツール、APM/オブザーバビリティ、コラボレーション/ナレッジ共有ツールを導入することで最大の効果を発揮できる。これらを提供するソフトウェアベンダーは、ソフトウェアデリバリーのパフォーマンスにプラスの影響を与える可能性が高いことを強調すべきだ」と、SlashDataは述べている。
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