GiHubは、コード検索に関する新機能の追加を発表した。
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GiHubは2023年5月8日(米国時間)、コード検索に関するアップデートの実施とその内容を発表した。これらのアップデートは全ユーザーに一般提供されている。
アップデートの1つ目は、検索インタフェースを一新したこと。新しいインタフェースでは、サジェストや補完、結果のスライス(絞り込み)や分析が可能だ。
2つ目は、ゼロから新しいコード検索エンジンを構築したことだ。従来のコード検索の約2倍速く、高機能(部分文字列クエリ、正規表現、シンボル検索をサポート)で、最も関連性の高い結果を先頭に表示するという。
3つ目は、GitHubのコードビューのデザインを一新し、検索、閲覧、コードナビゲーションを統合したことだ。
コード検索を使えば、組織の全コードを一度に瞬時に検索することができる。
上記の画像を例にすると、シンボルペイン(変数、関数、定数などのシンボルに関する情報を表示するパネルやウィンドウのこと)を見ると、定数の定義と、使用箇所が分かる。1つはこのファイルの中で、もう1つはテストの中で使用されている。この定数が使われている場所を確認すれば、このエラーが発生する理由が分かる。また、テストに移動することで、問題を引き起こすクエリの例を見ることができる。
設定の検索にも対応した。例えば自身の所属する組織のコードを横断して、「memory」という単語を含むYAML設定ファイルを検索すると、すぐにサービスのKubernetes設定ファイルと、そのメモリ量を見ることができる。
脆弱(ぜいじゃく)性が懸念されるコンポーネントを検索してコードビューで表示が可能になった。シンボルの名前をクリックするとコード中の使用箇所を確認することができる。
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