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ディスプレイの省電力機能を使用するには(コンソール編) 北浦訓行 |
最近のディスプレイは、ほとんどがVESA提唱の省エネルギー化に関する規格であるDPMS(Display Power Management Signaling)に対応している。従って、DPMSの機能を有効にすれば、ディスプレイの消費電力を節約することができる。
コンソールで省電力機能を利用するには、settermコマンドを使用する。コンソールが消灯したときに、それに連動してディスプレイをサスペンドするには、-powersave onオプション付きでsettermコマンドを実行する。以下のようにすると、無操作状態が5分間続くとサスペンドモードにする。
$ setterm -blank 5 -powersave on |
ディスプレイをパワーオフすれば、さらに節電になる(CRTディスプレイの場合)。パワーオフモードを有効にするには、-powerdownオプション付きでsettermコマンドを実行する。15分後にパワーオフする場合は以下のようにする。
$ setterm -powerdown 15 |
なお、上記のオプションは、1行にまとめることができる。
$ setterm -blank 5 -powersave on -powerdown 15 |
上記のようにすると、無操作5分後にサスペンド、さらに15分後(計20分後)にパワーオフする。
コマンドラインで設定すると、Linuxを再起動すると無効になってしまう。常に有効にするには、~/.bashrcなどに設定しておくといいだろう。
また、X Window Systemでディスプレイの省電力機能を使うには、「ディスプレイの省電力機能を使用するには」のXFree86 3.x編およびXFree86 4.x編を参照。
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