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MozillaやNetscapeでJavaアプレットを使うには(CUI編) 北浦訓行 |
Javaアプレットを使っているWebサイトを利用するには、Javaのプラグインをインストールする必要がある。MozillaやNetscapeにプラグインをインストールするにはやMozillaやNetscapeでJavaアプレットを使うには(GUI編)で説明した方法では、Javaのプラグインは使えるようになっても、Java自体を実行することはできない。しかし、Javaのランタイムをインストールすれば、どちらも利用できる。なお、Javaをインストールするにはでは、RPM形式のJ2RE(Java 2 Runtime Environment)を紹介しているので、ここでは、自己解凍形式を利用してインストールし、その後にJavaプラグインの設定を行う。原稿執筆時点での最新版はJ2SE 1.4.1_01だ。
Sun MicrosystemsのWebサイト(http://java.sun.com/j2se/1.4/ja/)にアクセスして、画面右上方の[J2SE v1.4.1_01のダウンロード]というリンクをクリックする。すると、ダウンロード可能なJavaの一覧が表示されるので、[Linux 自己解凍ファイル]の行にあるJREの[ダウンロード]というリンクをクリックする。契約の画面が表示されるので、最下行の[ACCEPT]ボタンをクリックし、j2re-1_4_1_01-linux-i586.binをダウンロードする(例では/tmpにダウンロード)。
次に、rootでログインしてJavaをインストールするディレクトリを作成した後、ダウンロードしたファイルに実行属性を付けて実行する。
# mkdir /usr/java ←Javaをインストールするディレクトリを作成 |
以上でJavaのインストールは終了だ。上記の設定では、Javaは/usr/java/j2re1.4.1_01/binにインストールされる。また、以下の環境変数を設定する必要があるので、.bash_profileに追加しておくといいだろう。
export JAVA_HOME=/usr/java/j2re1.4.1_01/ |
以上でJavaのインストールは終了だ。
続いて、プラグインの設定を行う。設定自体は簡単で、MozillaのpluginディレクトリにJavaプラグインのリンクを作成するだけだ。なお、下記の例では対象がMozillaのディレクトリになっているが、Netscapeの場合はNetscapeのpluginディレクトリ(デフォルトでは/usr/local/netscape/plugin)にリンクを作成する。
# cd /usr/lib/mozilla-1.1/plugins/ ←Mozillaのpluginディレクトリに移動 |
これでJavaプラグインの設定も完了だ。Mozillaを起動して(起動済みの場合は再起動する)、[ヘルプ]−[Plug-inについて]を選択し、Javaプラグインに関する情報が表示されればインストールは成功だ。
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