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ドライブの自動マウントを無効にするには
北浦訓行
2007/8/29 |
多くのディストリビューションでは、USBメモリや外付けHDDを接続すると自動的にマウントされて、ファイルの一覧が表示される。これは非常に便利な機能だが、誤ったドライブにデータを保存してしまうといった間違いを引き起こす原因にもなる(「GNOMEでCD-ROMの自動マウントを止めるには」参照)。
ドライブの自動マウントを取りやめる方法は、ランレベル3とランレベル5で異なる(「ランレベルとは」参照)。
ランレベル3の場合は、以下のコマンドでautofsデーモンを停止させる。
Fedora 7の場合、システムを起動するとautofsが自動的に起動するように設定されている。これを止めるには、以下のコマンドを実行すればいい。
ランレベル5の場合は、autofsは使用されない。ここでは、GNOMEとKDEの設定方法を紹介する。ちなみに、ランレベル5の場合は、ログインしているユーザーごとの設定になるので注意が必要だ。
GNOMEの場合は、[システム]メニューの[設定]−[ハードウェア]−[リムーバブル・デバイスとメディア]を選択する。すると、[リムーバブル・ドライブとメディアの設定]ダイアログボックスが表示される。
[ストレージ]タブの[ドライブがホット・プラグされたらマウントする]をオフにすると、USBメモリや外付けHDDなどを接続しても、自動マウントはされなくなる。[メディアが挿入されたらマウントする]をオフにすると、CDドライブやDVDドライブにメディアを挿入しても自動マウントされなくなる。[メディアが挿入されたら参照する]をオフにすると、自動マウント後にファイル一覧が表示されなくなる。
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GNOMEの[リムーバブル・ドライブとメディアの設定] |
KDEの場合は、コントロールセンターを起動して、[KDE]コンポーネントの[サービスマネージャ]を表示する。そして、画面右の[起動時に開始するサービス]にある[KDEDメディアマネージャ]を選択して[停止]をクリックする。次回起動時にも自動マウントを無効にする場合は、左端のチェックボックスをオフにして、[適用]ボタンをクリックする。
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KDEのコントロールセンター(クリックで拡大します) |
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