「DVIコネクタ」は、HDMIより前に、液晶ディスプレイでよく使われていた映像信号用コネクタだ。デジタルのみ(DVI-D)/アナログのみ(DVI-A)/両用(DVI-I)という種類がある。
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ケーブルに付いているDVIコネクタ(その1) これは「DVI-A」と呼ばれるタイプで、アナログの映像信号を伝送できる(デジタルの映像信号には対応していない)。
ケーブルに付いているDVIコネクタ(その2) これは「DVI-D」と呼ばれるタイプで、デジタルの映像信号を伝送できる(アナログの映像信号には対応していない)。
機器に搭載されているDVIコネクタ(その1) これは「DVD-I」と呼ばれるタイプで、アナログとデジタル双方の映像信号に対応している。
機器に搭載されているDVIコネクタ(その2) これはDVI-Dすなわちデジタル映像信号に対応しているタイプ(アナログ映像信号には非対応)。
DVIコネクタは、PCからディスプレイへ映像信号を送るためのものである。DVIは「Digital Visual Interface」の略。アナログとデジタル双方の映像信号に対応しているが、特に、アナログへの変換による画質劣化なしにPCから液晶ディスプレイへデジタル映像信号を伝えるのによく用いられた。2000年代のPCや液晶ディスプレイに搭載されていたが、現在はデジタル方式のHDMI やDisplayPort に移行しつつある。
DVIには次の3種類の仕様があり、コネクタのピン配置や信号線数などが異なる。
DVI-I: アナログとデジタル双方の映像信号を送ることができる
DVI-A: アナログ映像信号だけを送ることができる
DVI-D: デジタル映像信号だけを送ることができる
DVIコネクタと、その他のディスプレイ用コネクタとの比較 左からミニD-Sub 15ピン、DVI(青い矢印)、HDMI Type A、DisplayPort。どのコネクタと比べても、コネクタのサイズは大きい。なお、DVI-A/DVI-D/DVI-Iの各タイプの外形寸法は共通である(ピンの位置や数は異なる)。
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