無料になったUE4の基礎知識&インストールのチュートリアルUnityユーザーのためのUnreal Engine入門(1)(3/3 ページ)

» 2015年05月28日 05時00分 公開
[薬師寺国安PROJECT KySS]
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プロジェクトブラウザーの起動

 起動した「プロジェクトブラウザー」で「新規のプロジェクト」を選択する(図10)。

図10 「新規のプロジェクト」を選択する

 次に、プロジェクトの保存場所とプロジェクト名を入力する。今回は、プロジェクト名は「FirstSample1」とした(図11)。

図11 プロジェクトの保存場所とプロジェクト名を指定する

 図11から、「デスクトップ/コンソール」、「スターターコンテンツがありません」を確認し、「プロジェクトを作成」ボタンをクリックする。「スターターコンテンツがありません」のところを、「スターターコンテンツを伴う」を選択すると、図12のようにビューポート内に、すでにデフォルトの部品が配置されて表示される。

 最初の画面では、部品は不要なので「スターターコンテンツがありません」で起動する方がいいだろう。

図12 「スターターコンテンツを伴う」で起動した画面

 すると、「プロジェクトの作成中」というプログレスバーが表示された後、「FirstSample1」プロジェクトが表示される(図13)。

図13 「FirstSample1」プロジェクトが表示された

 この図13の表示された画面が「レベルエディター」という画面だ。この「レベルエディター」画面内で次回以降、いろいろな作業を行っていく。

公式ドキュメントやチュートリアルも確認しよう

 UEの公式サイトでは日本語のドキュメントも整備されている(図14)。

図14 UE4ドキュメント

 また、UnityユーザーのためにUE4との違い(用語、画面、ゲームの作り方など)を解説したページも用意されているので、本連載の読者は参考になるだろう。

 動画のチュートリアルも用意されている。英語による解説だが、手順を見るだけでも勉強になるだろう(図15)。

図15 ビデオチュートリアル

次回から、Unreal Engine 4の具体的な使い方

 今回はここまでだ。次回は、今回作成した「FirstSample1」のプロジェクト内でマテリアルを作成して、色の付いた「ボックス」を表示させる方法を解説する。お楽しみに。

著者紹介

薬師寺 国安(やくしじ くにやす) / 薬師寺国安事務所

薬師寺国安事務所代表。Visual Basicプログラミングと、マイクロソフト系の技術をテーマとした、書籍や記事の執筆を行う。

1950年生まれ。事務系のサラリーマンだった40歳から趣味でプログラミングを始め、1996年より独学でActiveXに取り組む。

1997年に薬師寺聖とコラボレーション・ユニット「PROJECT KySS」を結成。

2003年よりフリーになり、PROJECT KySSの活動に本格的に参加。.NETやRIAに関する書籍や記事を多数執筆する傍ら、受託案件のプログラミングも手掛ける。

Windows Phoneアプリ開発を経て、現在はWindowsストアアプリを多数公開中。

Microsoft MVP for Development Platforms - Client App Dev (Oct 2003-Sep 2012)。

Microsoft MVP for Development Platforms - Windows Phone Development(Oct 2012-Sep 2013)。

Microsoft MVP for Development Platforms - Client Development(Oct 2013-Sep 2014)。

Microsoft MVP for Development Platforms-Windows Platform Development (Oct 2014-Sep 2015)。

主な著書

Unity4.x アセット活用術: Asset Storeから落としたAssetを自分の作品の中で使用する方法』(Kindleストア)

Unity4.xプログラミングTips集: Asset StoreからインポートしたAssetの使い方を徹底解説』(Kindleストア)

Unity Scriptの基本+Unity Script Tisp集』(Kindleストア)

Unity初めの一歩: 超初心者のためのUnity入門』(Kindleストア)

Unity4.x入門+プログラミングTips集: 初心者から中級者対応。Assetの使い方を徹底解説』(Kindleストア)


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