大阪で働くメリットの1つに「通勤の快適さ」があります。
東京では満員電車に長時間乗って通勤している人が多いのですが、大阪はどうでしょう? 東京よりも短い時間でラッシュのストレスなく通勤できたら、時間も体力も温存できます。
東京と大阪の平均通勤時間を見てみましょう。
都道府県 | 通勤・通学時間(片道) |
---|---|
全国平均 | 31分 |
埼玉県 | 41分 |
千葉県 | 39分 |
東京都 | 39分 |
神奈川県 | 43分 |
滋賀県 | 31分 |
京都府 | 31分 |
大阪府 | 32分 |
兵庫県 | 34分 |
出展:総務省「社会生活基本調査 生活時間に関する結果」〜「男女、都道府県、行動の種類別総平均時間−週全体」より抜粋 |
東京の平均通勤時間は「39分」、大阪は平均「32分」です。片道7分の差ですが、往復×21日(1カ月の平均勤務日数)で見ると、「294分」=「4.5時間」もの差が生まれます。
次に混雑率を見てみましょう。まずは東京です。
順位 | 沿線 | 区間 | 時間帯 | 乗車率 |
---|---|---|---|---|
1位 | JR総武線(緩行) | 錦糸町→両国 | 7:34〜8:34 | 199% |
1位 | 地下鉄東西線 | 木場→門前仲町 | 7:50〜8:50 | 199% |
3位 | JR横須賀線 | 武蔵小杉→西大井 | 7:26〜8:26 | 193% |
4位 | 小田急 小田原線 | 世田谷代田→下北沢 | 7:46〜8:48 | 191% |
5位 | JR中央線(快速) | 中野→新宿 | 7:55〜8:55 | 188% |
「東京圏における主要区間の混雑率(ワースト5)(平成27年度)」 出展:国土交通省「東京圏における主要区間の混雑率」 |
大阪はどうでしょうか?
順位 | 沿線 | 区間 | 時間 | 乗車率 |
---|---|---|---|---|
1位 | 市営地下鉄 御堂筋線 | 梅田→淀屋橋 | 7:50〜8:50 | 150% |
2位 | 阪急神戸本線 | 神崎川→十三 | 7:34〜8:34 | 146% |
3位 | 阪急宝塚本線 | 三国→十三 | 7:32〜8:32 | 145% |
4位 | 近鉄奈良線 | 河内永和→布施 | 7:42〜8:42 | 137% |
5位 | 近鉄大阪線 | 俊徳道→布施 | 7:36〜8:36 | 131% |
「大阪圏における主要区間の混雑率(ワースト5)(平成27年度)」出展:国土交通省「大阪圏における主要区間の混雑率」 |
東京の混雑率が軒並み200%近くというのに比べ、大阪は混雑率150%(新聞を広げて楽に読める)を超えるところはありません。大阪の通勤は、東京と比べると本当にラクです。
東京では電車が来ても満員で乗れないこともありますが、筆者(國枝)が乗っている御堂筋線(大阪の混雑ワーストNo.1)では、ラッシュ時でも密着することはありません。
「大阪への移住を勧めておいて何だ!」と言われそうですが、大阪で働いていても東京に絡む仕事はどうしても発生します。東京へのアクセスの良さは重要です。
新大阪〜東京間は、新幹線で「2時間23分」です。東京行きの新幹線の時刻表を見てみましょう。
新大阪 | 品川 | 東京 |
---|---|---|
6:00 | 8:16 | 8:23 |
6:03 | 8:19 | 8:26 |
6:16 | 8:36 | 8:43 |
6:20 | 8:43 | 8:50 |
6:21 | 8:46 | 8:53 |
新大阪からの早朝新幹線の時刻表 |
朝イチの新幹線に乗れば、9時からの都内の会議に間に合います。
大阪行きの新幹線終電は「21時31分品川発」なので、朝イチで会議出席〜午後打ち合わせ〜飲み会は1次会だけ参加〜大阪へ帰宅、という日帰り強行出張スケジュールが組めます。当然帰りの新幹線では、缶ビールで独り2次会を開催します。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.